つかえる英会話Daily / Travel

Lesson 745 上級

スキルアップ

定着してきたこの言葉。そもそも英語なんでしょうか?

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Claire and her colleague Ken are talking.

Claire: Are you going to take the training program?

Ken: What program?

Claire: “The program organized by the Business Support Center to upskill employees.” Didn’t you read the mail?

Ken: What mail?

Claire: The one from HR.

Ken: HR?

Claire: Wake up, Ken. You need caffeine, not upskilling.

Ken: Point taken. I’ll go get some coffee.

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

"The program organized by the Business Support Center to upskill employees."

(「ビジネス・サポート・センターが開催する、社員の技能向上プログラム」。)
upskillは動詞で、「スキルアップする」という意味に近いですが、「技能向上」という訳語からもわかるように、たいていは会社などが組織的に社員の能力向上を目指して行なう「研修」のことを指します。同じような言葉にre-skill(再教育する)があります。個人的に「スキルアップしなくちゃ」という場合にはI need to improve my skills.ぐらいがお薦めです。upskillにはupskilling(名詞)、upskilled(形容詞)もあります。
Ex) What is required here is upskilling.
 (今必要なのは社員の技能向上だ)
  Do upskilled workers get paid better?
 (技能向上研修を経た社員は、そうでない社員よりもお給料がいいのですか?)

The one from HR.

(人事部からの。)
HRはhuman resourcesの略です。

Wake up, Ken.

(起きてる?ケン。)
寝てる人を起こす時にももちろんWake up.と言いますが、今回のように、寝ぼけたことを言う相手に向かって「しっかりしなさいよ」という意味でも使えます。

Point taken.

(おっしゃる通りで。)
pointはこの場合「(相手の)論点」という意味。take 人's pointで「(人)の言っていることを認める」となります。

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

クレアと同僚のケンが話をしている。

C: 例のトレーニング・プログラム、受ける?

K: プログラムって何の?

C: 「ビジネス・サポート・センターが開催する、社員の技能向上プログラム」。メール読まなかったの?

K: 何のメール?

C: 人事部からの。

K: 人事部?

C: 起きてる?ケン。あなたに必要なのはカフェインだわね、技能向上じゃなくって。

K: おっしゃる通りで。コーヒー買ってくるよ。