繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Claire and her colleague Ken are talking.
Claire: Are you going to take the training program?
Ken: What program?
Claire: “The program organized by the Business Support Center to upskill employees.” Didn’t you read the mail?
Ken: What mail?
Claire: The one from HR.
Ken: HR?
Claire: Wake up, Ken. You need caffeine, not upskilling.
Ken: Point taken. I’ll go get some coffee.
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
"The program organized by the Business Support Center to upskill employees."
(「ビジネス・サポート・センターが開催する、社員の技能向上プログラム」。)
upskillは動詞で、「スキルアップする」という意味に近いですが、「技能向上」という訳語からもわかるように、たいていは会社などが組織的に社員の能力向上を目指して行なう「研修」のことを指します。同じような言葉にre-skill(再教育する)があります。個人的に「スキルアップしなくちゃ」という場合にはI need to improve my skills.ぐらいがお薦めです。upskillにはupskilling(名詞)、upskilled(形容詞)もあります。
Ex) What is required here is upskilling.
(今必要なのは社員の技能向上だ)
Do upskilled workers get paid better?
(技能向上研修を経た社員は、そうでない社員よりもお給料がいいのですか?)
The one from HR.
(人事部からの。)
HRはhuman resourcesの略です。
Wake up, Ken.
(起きてる?ケン。)
寝てる人を起こす時にももちろんWake up.と言いますが、今回のように、寝ぼけたことを言う相手に向かって「しっかりしなさいよ」という意味でも使えます。
Point taken.
(おっしゃる通りで。)
pointはこの場合「(相手の)論点」という意味。take 人's pointで「(人)の言っていることを認める」となります。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
クレアと同僚のケンが話をしている。
C: 例のトレーニング・プログラム、受ける?
K: プログラムって何の?
C: 「ビジネス・サポート・センターが開催する、社員の技能向上プログラム」。メール読まなかったの?
K: 何のメール?
C: 人事部からの。
K: 人事部?
C: 起きてる?ケン。あなたに必要なのはカフェインだわね、技能向上じゃなくって。
K: おっしゃる通りで。コーヒー買ってくるよ。
英語では何と言うでしょう?
ひとまず失礼します。