Scene 196
chocolateはそもそも発音が難しいですよね。chocolateの口語独特の言い方をご存知ですか?
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Sharon and her friend Maria are talking.
Sharon: Oh, I’m hungry.
Maria: Want some choc?
Sharon: You have some?
Maria: Yeah, I’m always carrying choccy.
Sharon: I never knew you were a chocolate person.
Maria: I’m not. I sometimes feel the need to raise blood sugar level.
Sharon: I knew I said something wrong.
Maria: Huh?
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
Want some choc?
(チョコ、要る?)
chocは「チョコレート」のカジュアルな口語独特の表現。主にイギリス人が使います。chocolate同様、トリュフなどのように1個1個分かれているチョコであればa choc, two chocsと数えますが、「板チョコ」であれば、a bar of chocのように、chocそのものは数えられません。また、この文は最初のDo youが省略されていますが、こちらも口語独特の表現です。
You have some?
(持ってるの?)
someの後にはchoc(olate)が省略されています。
Yeah, I'm always carrying choccy.
(うん、いつもチョコは持ち歩いてるのよ。)
choccyも「チョコ」のカジュアルな口語表現です。choc同様、イギリス人が主に使い、数えることもできれば、数えないこともあります。複数形にした場合はスペリングはchocciesとなります。
I never knew you were a chocolate person.
(チョコレート好きだったとは知らなかったわ。)
a … personは「…党、…好き」という意味。a morning personと言えば「朝型人間」、a wine personと言えば「ワイン党」となります。
I sometimes feel the need to raise blood sugar level.
(血糖値を上げなくちゃって思うことがあるから。)
blood sugar levelは「血糖値」。
I knew I said something wrong.
(なんか間違ったこと言ったってわかってたんだけどね。)
「なんか間違ったこと」というのは、「チョコレート好きだったとは知らなかったわ」というシャロンの直前の発言のことを指しています。マリアは健康志向が強いので、チョコなどはあまり食べないはず、ということを知っているのに、「チョコレート好きだったとは知らなかったわ」と言ってしまった、ということを受けてこう言っているのです。マリアは、自分がそこまで健康志向が強いと自覚していないので、この直後に「は?」と聞き返しています。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
シャロンと友人のマリアが話している。
S: あーお腹減った。
M: チョコ、要る?
S: 持ってるの?
M: うん、いつもチョコは持ち歩いてるのよ。
S: チョコレート好きだったとは知らなかったわ。
M: 違うわよ。血糖値を上げなくちゃって思うことがあるから。
S: なんか間違ったこと言ったってわかってたんだけどね。
M: は?
英語では何と言うでしょう?
お休みになれましたか?