Scene 5-1 If I Had Words
Scarlett is talking to her boyfriend Ben about a movie she has just seen.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Scarlett: Hi honey. How was the office party last night?
Ben: Oh, it wasn’t bad. We ended up going to that new bar on
Courtenay Place, The Grand.
Scarlett: Oh yeah, I’ve heard about that. Was it good?
Ben: Yeah, they had a great band playing and the atmosphere was
pretty good. We’ll have to go sometime.
Scarlett: Yeah, I’d like to check it out.
Ben: So how was your girls’ night with Lily? Did you guys end up
going out as well?
Scarlett: Nah, we just got out some DVDs and blobbed at Lily’s house but
we had a good time. Actually, we saw the most awesome movie
yesterday. It was this French film called Amelie.
Ben: A French film? Aren’t they all really arty-farty? I thought
you weren’t into that sort of stuff.
Scarlett: Well, I thought so too, but Lily had been raving on about it
for ages and she was determined that I should see it, so I
didn’t really have any choice in the matter. I’m so glad she
insisted though. It was a masterpiece!
Ben: That good, huh?
Scarlett: Better! It’s the best film I’ve ever seen! The only thing
was, it was all in French so I was concentrating on the
subtitles the whole time when what I really wanted to do was
enjoy the story and all the wonderful images of Paris on screen.
Ben: That’s what puts me off foreign movies. I like to be able to
understand what I’m hearing. And you never know whether the
subtitles are what they’re really saying or not.
Scarlett: Well, Lily can speak French, and she said that the subtitles
do that film no justice. Hearing that really made me wish
that I was fluent in French too.
Ben: So why don’t you learn?
Scarlett: You know, I might just do that. I did make a resolution to
try something new this year. Maybe I’ll make that “something
new” French!
To be continued.
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
We ended up going to that new bar on Courtenay Place, The Grand.
(結局、ザ・グランドっていう、コートニープレイスの新しいバーに行った。)
“end up”は「結局〜することになる・する」という意味。“end”は、
「最終」という意味で、他に“end as〜”「〜となり果てる、〜となって
しまう」、“end in〜”「〜に終わる、〜の結果になる」、“end of〜”
「〜の命取りになる、おしまいだ」等のイディオムがある。
ex: We had planned to go to Hawaii, but we ended up going to Bali.
(私達は、ハワイに行く予定だったが、結局バリに行った。)
Nah, we just got out some DVDs and blobbed at Lily's house
(いいえ、DVDを借りてリリーの家で、ダラダラしたの。)
“blob”は「ふにゃふにゃしたもの(物体)」という意味の名詞。その
イメージから、「だらーんとした」という動詞の意味にもなった。
他に“chill”, ”hang”という言い方もある。
Ex: I think I’ll just blob tonight.
(今晩は、ただダラダラしようかな。)
Aren't they all really arty-farty?
(フランス映画って、芸術品気取りじゃない?)
“arty”は「芸術家気取りの、芸術品まがい」という意味。それに
“farty”をつけると、皮肉っぽく聞こえる。
Ex: My ex girlfriend was really arty-farty.
(前の彼女は、とても芸術家気取りだった。)
Lily had been raving on about it for ages
(リリーが映画について延々と熱く語って)
“rave on about 〜”は「〜について熱心に語る」という意味。他に、
“rave about〜”,“rave over〜”という言い方もある。また、若者の
間で、“rave”は「ダンスパーティー」という意味もある。
Ex: He raved on about his new car.
(彼は、新しい車について熱く語った。)
That's what puts me off foreign movies.
(だから、外国の映画を見る気がなくなるよ。)
“put 〜 (someone) off” は「(誰かの)〜に対する興味・やる気を
失わせる、気をそらす」という意味。 “put off” は他に、「〜から
逃げる、〜を振り切る」、「延期する」、「後回しにする」、「気を
悪くさせる」、「消す、切る」など、いろいろな意味のあるフレーズ
である。
Ex. That TV programme about the chicken slaughterhouse put me
off my food.
(あの鶏の食肉処理場についての番組を見たら、食事を食べる気が
なくなった。)
she said that the subtitles do that film no justice.
(字幕だけでは、その映画の素晴らしさが十分分からないって言ってたわ。)
“do justice to 〜” で、「〜の良さを十分に発揮させる、〜の本当の
価値を認める、〜の正当な取り扱いをする」という意味。その反対は
“do no justice to 〜” になる。その表現を言い換えると、“do 〜
justice”, “do 〜 no justice” という言い方になる。
Ex. That result does him no justice.
(あの結果は、彼の努力を正当に評価していない。)
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
S: 昨日の、会社のパーティーはどうだった?
B: あー、まあまあだった。結局、ザ・グランドっていう、コートニープレ
イスの新しいバーに行ったんだ。
S: へー、そうなんだ。その店聞いたことあるわ。良かった?
B: うん、凄く良いバンドが演奏してて、雰囲気もかなり良かった。僕たち
も、いつか行かないと。
S: そうね。私も行ってみたいわ。
B: そうだ、リリーとのガールズナイトはどうだった?君たちも、結局は出
かけたの?
S: いいえ、DVDを借りてリリーの家で、ダラダラしたの。でも、楽しかっ
たわ。それにね、昨日は、私たちとっても良い映画を見たのよ。 アメ
リっていう、フランスの映画なの。
B: フランス映画?フランス映画って、芸術品気取りじゃない?そういう
ものに、君がはまるとは思わなかったよ。
S: そうなの、私もそう思ってたわ。だけど、リリーが映画について延々と
熱く語って、彼女が私が見るべきだって、決めちゃったのよ。だから、
見るしかなかったの。でも、彼女が言い張ってくれて、とても良かった
わ。名作だったもの。
B: そんなに良かったの?
S: 素晴らしかったよ!今まで見た映画の中で一番いい!ただ、 全部フラン
ス語だったから、ストーリーとパリの素敵なイメージをスクリーンで楽
しみたかったのに、ずっと字幕に集中してたわ。
B: だから、外国の映画を見る気がなくなるよ。自分が聞いてることを、理
解するのが好きなんだ。それに、字幕が本当に彼らが言ってることかど
うか、分からないしね。
S: そうね。リリーはフランス語が話せるし、字幕だけでは、その映画の素
晴らしさが十分分からないって言ってたわ。それを聞いて、フランス語
が流ちょうに話せたらなあって、思ったわ。
B: じゃあ、習ってみたら?
S: そうね、ちょっとやってみようかな。今年、何か新しいことに挑戦する
って、抱負をたてたわ。その「何か新しいこと」をフランス語にしよう
かな!
つづく
英語では何と言うでしょう?
いいお天気ですね。