Scene 38
Sharon meets Chris, Maria's new friend, at a party.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Sharon: So what do you do, Chris?
Chris: I do window dressing for a department store—you know Parcy’s? Well, I’ve been doing it for 12 years now. Window dressing might sound kind of glitzy, but it actually is a pretty tough job—sometimes you work for 72 hours non-stop—but I like it.
Sharon: Umm…sounds interesting. I don’t want to sound too nosy, but what made you become a…um…window-dresser?
Chris: It’s a long story, but to make it relatively short, I wanted to become a cartoonist when I was young—creating comics for girls. I submitted hundreds of my crappy comics to comic magazines and competitions, but none of them was successful. One editor sent me a rejection slip saying, “You should change your career—your comics are for boys, not girls”. And here I am! Dressing windows for boys and girls alike.
Maria: You should see his window art—the one he did for a French luxury brand—it’s really awesome! (To Chris) It’s still up, right?
Chris: Yep. If you’re interested, Sharon, please come and have a look. And when you come, just give me a call—we could get together for lunch.
Sharon: Oh, that would be fun!
Chris: Here’s my business card. Give me a call when you feel up for lunch.
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
What do you do?
(仕事は何をしているの?)
知り合いになった人などに「お仕事は?」と聞くときはたいていこの表現を使います。What is your occupation?はよりビジネスライクな響きがあります。例えば、何か申し込みなどをする時に担当者が「お仕事は?」と聞くときなどに使います。
Sometimes you work for 72 hours non-stop.
(72時間ぶっ通しで働くこともあるからね。)
non-stopはこのように、副詞的にも使うことができます。
Ex) We talked non-stop for several hours.
(数時間休まず話した。)
nosy
(首をつっこんでいる、知りたがりの)
(首をつっこんでいる、知りたがりの)
日本語は「首」ですが、英語は「鼻」なのがおもしろいですね。鼻で色々かぎまわっている、というイメージです。
What made you become a…um…window-dresser?
(そもそもなんで…えーっと…ウィンドー・ディスプレーをするようになったの?)
What made you …?は無生物主語を使った、とても英語的な表現ですね。直訳は「何があなたをそうさせたの?」。同じような表現でWhat brought…?があります。
Ex) What brought you here?
(なぜそもそもここに来ることになったの?---日本に住んでいる外国人などによく聞く質問です。)
シャロンがなぜa…um…window-dresserと言いよどんでいるかと言うと、window-dresserには「事実をごまかす人」という意味もあるからです。window-dressには「粉飾する」という意味があるんですね。
It's a long story, but to make it relatively short…
(長い話なんだけどね、比較的手短に言うと…)
何か込み入った事情を話す時によく使う前置きです。To make it short(手短に言うと)は非常にポピュラーな表現で、今回はそれにrelativelyをつけてみました。女性は話が長い!とよく男性に指摘されますが(私もそうです…)It's a long story…と前置きしておけば心おきなく話せますね。
a rejection slip
(断りの手紙)
slipというのは、細長い紙片のことです。一筆箋をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
And here I am!
(で、今僕はこうしてるってわけ!)
Here she is!と言えば「彼女はここにいるわよ」という意味になりますが、(And) here I am!と言うと、今回のように「(紆余曲折あって)私は今こうしてるってわけ、ここに身を置いているってわけ」という意味になります。何かの機会に是非使ってみてください。会話がぐっとしまります。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
シャロンはマリアの新しい友人、クリスにパーティーで出会う。
S: それでクリス、仕事は何をしているの?
C: 僕はデパートでウィンドーのディスプレーをしているんだ…パーシーズ、知ってる?まあ、もう12年やってるんだけど。ウィンドー・ディスプレーって聞こえは華やかかもしれないけど、本当はけっこうしんどい仕事なんだ…72時間ぶっ通しで働くこともあるからね…でも僕は好きなんだよ。
S: ふーん…おもしろそうね。あんまり首をつっこんでいるように思われたくないんだけど、 そもそもなんで…えーっと…ウィンドー・ディスプレーをするようになったの?
C: 長い話なんだけどね、比較的手短に言うと、僕は子どもの頃はマンガ家になりたかったんだ…少女マンガのね。自分のひどいマンガをマンガの雑誌やコンテストに送ったんだけど、どれも認められなかった。ある編集者なんかは断りの手紙にこう書いてきたんだ、「君は方向性を変えるべきです…君のマンガは女の子向きじゃない、男の子向きだ」ってね。で、今僕はこうしてるってわけ! 男子女子両方のためにディスプレーをしているってわけだよ。
M: クリスのウィンドーは見るべきよ…フランスの高級ブランド用に彼がディスプレーしたのなんか…ほんとすごいんだから!(クリスに向かって)まだやってるわよね?
C:うん。もしも興味があれば、シャロン、是非見に来てよ。で、来たら、電話をくれればいいから…一緒にランチでも食べようよ。
S: あら、楽しそう!
C: これ、僕の名刺。ランチしたい気になったら電話して。
英語では何と言うでしょう?
あなたのほうは?