Scene 212
日本語では通常、「ピアス」と言えば、耳にあけた穴にひっかけて身につけるタイプのアクセサリーのことを指し、「イヤリング」と言えば、穴には関係なく、耳を挟む形でつけるタイプのアクセサリーのことを指しますが、英語は違います。では、どう違うのでしょうか。
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Sharon and her friend Maria are talking.
Sharon: Oh Maria, I like your earrings.
Maria: Oh, thanks. Actually, they’re ear clips.
Sharon: Really?
Maria: See? (Maria takes the clips off.)
Sharon: You don’t have your ears pierced?
Maria: I do. But these were only available as clips.
Sharon: That reminds me. Julia was talking about body piercing.
Maria: And?
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
I like your earrings.
(そのイヤリング[ピアス]すてき。)
英語でearringsと言えば「ピアス」のことです。
Actually, they're ear clips.
(実はこれ、イヤリング[はさむ方式の]なのよ。)
日本語でいうところの「イヤリング」は英語ではear clips(ひとつずつはclip)と言います。
You don't have your ears pierced?
(耳に穴開けてないんだっけ?)
pierceは動詞で「小さな穴をあける」という意味で、have one's ears piercedで「耳に(ピアス用の)穴がある」という意味です。pierceと言って「ピアスというアクセサリー」のことを指すことはありません。
Julia was talking about body piercing.
(ジュリアがボディピアス[へそや鼻など、耳以外の場所に穴をあけてピアスすること]の話をしていたわ。)
「ボディピアス」のことは英語ではbody piercing、とingをつけた形で表現します。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
シャロンと友人のマリアが話をしている。
S: あらマリア、そのイヤリング(ピアス)すてき。
M: あら、ありがと。実はこれ、イヤリング(はさむ方式の)なのよ。
S: 本当に?
M: ほらね?(マリアはイヤリングを取る)
S: 耳に穴開けてないんだっけ?
M: 開けてるわよ。でも、これはイヤリングしかなかったの。
S: それで思い出したわ。ジュリアがボディピアス(へそや鼻など、耳以外の場所に穴をあけてピアスすること)の話をしていたわ。
M: それで?
英語では何と言うでしょう?
ホテルまでお連れします。