Lesson 726
今回は「酔う」がらみの表現に焦点をあててみました。お花見のシーズン、くれぐれも飲み過ぎないようにして下さいね。
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Claire is talking with her colleague, Ken.
Claire: So you and Richard went to another bar after I left last night, did you?
Ken: Yeah. But it wasn’t a good idea.
Claire: Why not?
Ken: Well, Richard got dead drunk and began blowing his own horn again.
Claire: Only Richard?
Ken: What do you mean? I was only tipsy.
Claire: Or it could be that you don’t remember it because you were gone.
Ken: Seriously, I was pretty sober. Look, Richard hasn’t come in yet. I bet he has a terrible hangover.
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
Richard got dead drunk and began blowing his own horn again.
(リチャードが泥酔してまた自慢話始めちゃってさ。)
「泥酔して」には実に様々な表現(ほとんどがスラング)があります。その中で、比較的時と場合を選ばなくてすむのがbe dead drunkです。「酩酊して」という感じでフォーマルに言いたいのならbe intoxicatedとなります。blow one's (own) hornは「自慢話をする」。sing one's own praisesという表現もあります。
I was only tipsy.
(僕はほんのほろ酔い程度だったよ。)
tipsyは「ほろ酔いの、千鳥足の」という意味。ちなみに、アメリカにはtipsy cakeというサバランに似たお菓子があります。パウンドケーキをお酒に浸したもので、これを食べると千鳥足になってしまう、というところからそう呼ばれているようです。
Or it could be that you don't remember it because you were gone.
(あるいは、酔っぱらってたから覚えてないとか。)
goneは「酔っぱらった」という意味。日本語の「行っちゃってる」に近い感覚ですね。It could be that…は「…という可能性もある」。
Seriously, I was pretty sober.
(本当にさ、僕はけっこうしらふだったんだよ。)
soberは「しらふ」。文脈によってはclear-headedも「しらふ」の意味になります。次の2文を比較してみて下さい。
Ex) All my friends were drunk, but I was clear-headed.
(友だちは皆酔ってたけど、僕はしらふだった。)
I stayed up all night working, but I was clear-headed next day.
(仕事で徹夜したけれど、次の日は頭がさえていた。)
I bet he has a terrible hangover.
(きっとひどい二日酔いだと思うよ。)
hangoverは「二日酔い」。ちなみに、「(二日酔いの後で)迎え酒をする」はhave a hair of the dogと言います。狂犬にかまれたら、その犬の毛をとって傷の部分につけてやると治る、という迷信からこのように言うそうです。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
クレアは同僚のケンと話をしている。
C: それで、リチャードと昨日の晩、私が帰った後もう一軒飲みに行ったんでしょ?
K: うん。でも間違いだったね。
C: どうして?
K: いやさ、リチャードが泥酔してまた自慢話始めちゃってさ。
C: リチャードだけ?
K: どういう意味だよ?僕はほんのほろ酔い程度だったよ。
C: あるいは、酔っぱらってたから覚えてないとか。
K: 本当にさ、僕はけっこうしらふだったんだよ。ほら、リチャードはまだ来てないだろ。きっとひどい二日酔いだと思うよ。
英語では何と言うでしょう?
コーヒーでも飲んでいきませんか。