Lesson 771
「サラリーマン」って英語にするとsalarymanでいいのでしょうか?
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Dave is talking with his wife, Claire.
Dave: You remember John?
Claire: John who?
Dave: John Walker.
Claire: Oh, Johnnie Walker. Yeah. What about him?
Dave: He’s now in Japan, and, you won’t believe this, but he’s become a salaryman.
Claire: Johnnie Walker becoming a Japanese?
Dave: I don’t know if he can stick it out.
Claire: We’ll see.
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
John who?
(どのジョン?)
直訳は「ジョン・誰?」すなわち「ジョンの名字は?」ということです。名字がわからないから誰のことを言っているのかわからないとき、<ファーストネーム> who?という聞き方をします。
Oh, Johnnie Walker.
(ああ、ジョニー・ウォーカーね。)
ジョン・ウォーカーが本名なのですが、Johnの愛称、Johnnieにすると、ウイスキーの「ジョニー・ウォーカー」になります。どうやら、クレアは彼のことを昔からそう呼んでいたようですね。
What about him?
(彼がどうしたの?)
この場合のwhat aboutは「…はどう?」(例:What about some beer?「ビールでもどう?」)という意味ではなく、「…はどうしたのですか?」という意味です。
You won't believe this, but he's become a salaryman.
(まさかと思うだろうけど、サラリーマンになったんだって。)
You won't believe thisは「(これからいう話を)信じないだろうけど、まさかと思うだろうけど」という意味の、口語独特の表現です。salarymanはれっきとした英語です。複数形はsalarymenです。ただし、いわゆる「日本のサラリーマン(日本独特の会社文化の中で仕事をしている人)」のことを指します。だから、クレアが次のセリフでJohnnie Walker becoming a Japanese?と冗談めかして言っているのですね。日本以外でお給料(salary)をもらう仕事を日々している人のことは、salaried workerと言います。
I don't know if he can stick it out.
(どこまでもつかわからないけどね。)
stick it outは「耐え抜く」という意味のイディオムです。itは何かを指しているわけではなく、常にitとして使われます。Stick it out.とだけ言えば「がんばれ、最後までねを上げるな」という意味になります。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
デイブは妻のクレアと話している。
D: ジョンって覚えてる?
C: どのジョン?
D: ジョン・ウォーカー。
C: ああ、ジョニー・ウォーカーね。うん。彼がどうしたの?
D: あいつ、今日本にいるんだけどさ、まさかと思うだろうけど、サラリーマンになったんだって。
C: ジョニー・ウォーカーが日本人になっちゃったの?
D: どこまでもつかわからないけどね。
C: いずれわかるわよ。
英語では何と言うでしょう?
順調です。