Lesson 791
英語を学ぶにあたってとても大事なコロケーション…果たして、その正体は?
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
A Japanese woman Yoko is talking with her American friend, Ken.
Yoko: Ken, can you help me with my English?
Ken: Sure.
Yoko: Is it correct to say “he did a crime”?
Ken: It’s not incorrect, but “he committed a crime” would be better.
Yoko: Why?
Ken: It’s because of what we call collocation—a particular combination of words used and preferred by a majority of people.
Yoko: OK. Is there any other word I can use instead of “commit”?
Ken: Oh, you can also say “carry out a crime.”
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
Can you help me with my English?
直訳は「私の英語を手伝ってもらえる?」ですが、何か手伝ってほしいときに、このCan you help me with …は重宝します。
Ex) Can you help me with these bags?
(このバッグを[運ぶのを]手伝ってくれる?)
It's not incorrect, but "he committed a crime" would be better.
(間違いではないけど、"he committed a crime"「罪を犯した」って言った方がいいかな。)
「罪を犯す」と言う場合は、doではなく、このようにcommitを使うのが普通です。
It's because of what we call collocation---a particular combination of words used and preferred by a majority of people.
(どうしてかと言うと、いわゆるコロケーションのためでね---コロケーションって言うのは、大多数の人が使い、より好む、特定の言葉の組み合わせのことなんだ。)
collocationというのはこのケンのセリフにあるように、大半の人が使っている「言葉の組み合わせ」のことで、例えば、have a holiday, take a holiday(休みをとる)とは言いますが、do a holidayとは言わない、などの「言葉同士の相性」のことです。日本語でも「休みをとる」とは言っても「休みをする」 とは言わない、というのと同じですね。ある程度のボキャブラリーと文法がある人は、このような「コロケーション」を意識して英語の学習をすると、英語がぐっとネイティブっぽくなりますよ。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
日本人女性のヨーコはアメリカ人男性のケンと話をしている。
Y: ケン、英語をちょっと見てもらえる?
K: いいよ。
Y: “he did a crime”って言い方、正しい?
K: 間違いではないけど、”he committed a crime”「罪を犯した」って言った方がいいかな。
Y: なぜ?
K: どうしてかと言うと、いわゆるコロケーションのためでね—コロケーションって言うのは、大多数の人が使い、より好む、特定の言葉の組み合わせのことなんだ。
Y: なるほど。commitのかわりに使える言葉ってあるの?
K: ああ、 “carry out a crime”(犯罪を行う)とも言えるね。
英語では何と言うでしょう?
実にすばらしい。