つかえる英会話Daily / Travel

Lesson 792 初級

今どきの英語 wikiality

Claire and her colleague Ken are talking.

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Claire and her colleague Ken are talking.

Claire: What are you having?

Ken: Pastrami sandwich.

Claire: Did you know people already ate sandwiches in ancient times?

Ken: No.

Claire: Well, that’s what Wikipedia says.

Ken: So that’s wikiality.

Claire: That’s right.

Ken: Did ancient people have pastrami, too?

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

What are you having?

(何食べてるの?)
What are you eating?とeat(食べる)を使うよりも、こちらの方が直接性がうすらぐため、若干上品な表現になります。

Well, that's what Wikipedia says.

(まあ、ウィキペディアによるとそういうことになってるわね。)
ウィキペディアは、インターネットにつながってさえいれば、誰でも書き込んで百科事典の内容を充実させることができる、万人参加型の、いわゆる「フリー百科事典」です。

So that's wikiality.

(つまりウィキアリティってことだ。)
wikialityは上記のWikipediaとreality(現実)から作られた造語。その定義は、something which is considered to be true because the majority of people agree on it, rather than because of real facts(真実というよりむしろ、大勢の人が同意するからこそ真実だとされるもののこと)となっています。「事実ではなく、合意に基づく真実」とも言われ、要するに、Wikipediaという、誰でも書き込んで書き換えることのできる「百科事典」を読んで「そうか、これが真実なのか」と思う人が大勢いれば、それで(本当の真実はさておき)事実と認定されてしまう、そのような事象と現象のことを指しています。

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

クレアと同僚のケンが話をしている。

C: 何食べてるの?

K: パストラミ(牛肉の薫製のハム:アメリカではよくサンドイッチの中身として使われる)サンドイッチ。

C: 古代にすでにサンドイッチって食べられていたって知ってた?

K: いや。

C: まあ、ウィキペディアによるとそういうことになってるわね。

K: つまりウィキアリティってことだ。

C: その通り。

K: 古代人もパストラミを食べたのかな?