つかえる英会話Daily / Travel

Lesson 577 中級

Movie talk

Ken and his colleague Claire are at the office. He's talking about the movie he saw over the weekend.

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Ken and his colleague Claire are at the office. He's talking about the movie he saw over the weekend.

Claire: So how was the movie, then?

Ken: It wasn’t bad…my girlfriend liked it, but I couldn’t enjoy myself for various reasons.

Claire: Like?

Ken: Firstly, although the film was meant to be about “real” life, rather unrealistic things occur—like the heroine meeting her estranged father by chance, people turning out to be all related to each other in the end. And the other thing was I found it really hard to identify with any of the characters. They were so shallow.

Claire: Well, I would be greatly surprised if you are capable of sympathizing women, Ken.

Ken: Ha, ha. Very funny. No, honestly, Claire, you should see it. Then you’ll know what I mean.

Claire: You sound like you are trying to tell me otherwise, Ken. But were those the only reasons why you didn’t like it?

Ken: Oh, another thing. I drank too much beer before going into the cinema, and I took several trips to the bathroom during the show.

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

It wasn't bad…

(悪くはなかったよ…)
not badという表現は、その場の雰囲気/文脈によって肯定的にも否定的にもなり得えます。今回は否定的ですが、まったく同じ文でも場合によっては「けっこうよかった」という意味にもなるので、ご注意を。

Like?

(理由って?例えば?)
Like?は今回のように、相手が言ったことをより具体的に詳しく聞きたい時に「例えば?」という意味で使えます。For example?と言っても意味は通じるかもしれませんが、会話ではほとんどの場合、Like?またはWhat do you mean?(それってどういう意味?)と聞きます。

Firstly…. And the other thing…

(まず…それと…)
何か理由/項目などをリストアップしたい時、英語ではよく、「これが一つめ」「これが二つめ」と明確にします。Firstly…secondly…と言ってもいいですし、A(「エイ」と発音します)…B…と羅列してもいいですね。A…B…という場合には、A,Bという度に指で数えるようなジェエスチャーを交えるのも英語人っぽくていいかもしれません。

The film was meant to be about

(「現実」を描いた映画のはずなんだ。)
be meant toは「〜のはずだ」。be supposed toと非常によく似た表現ですが、今回の場合にはsupposedよりもmeantの方がより適切ですね。なぜなら、meantの方が、そういうつもりで「作られている」というニュアンスが濃いからです。

identify with

(共感する、自己投影する)
次に出てくるfeel along withも「共感する」ですね。

Very funny.

(おもしろくないね。)
本来の意味は「すごくおもしろい」ですが、「何言ってんだよ、不愉快だな」といった反語的な意味で使われることが多いフレーズです。

You sound like you are trying to tell me otherwise.

(見るなって言ってるみたいよ。)
otherwiseは、前に言ったこと/言われたことを受けて「それとは反対の」と言いたい時に使える便利な言葉です。今回は、You should see it.(見た方がいいよ)というケンのセリフを受けてotherwise(見るな)とクレアが言ったんですね。

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

ケンと同僚のクレアはオフィスにいる。ケンは週末に見た映画の話をしている。

C: で、映画はどうだったの?

K: 悪くはなかったよ…彼女はよかったって、でも僕はもろもろの理由から楽しめなくてね。

C: 理由って?

K: まず、「現実」を描いた映画のはずなのに、けっこう非現実的なことが起きるんだ…ヒロインが離ればなれになっていた父親と偶然出会うとか、みんな最終的にはつながっていた、とか。それと、登場人物の誰にも共感できなかったな。みんなすごい浅いんだよ。

C: あら、あなたが女性の気持ちがわかるんだとしたら私びっくりしちゃうわ。.

K: ははは、おもしろくないね。いや、まじめにさ、クレア、その映画見てよ。見たら僕が言っていることもわかるから。

C: 見るなって言ってるみたいよ。だけど、その映画が好きじゃなかった理由はそれだけ?

K: あ、あともう一つね。映画館に入る前にビールを飲み過ぎちゃってさ、上映中に何度もトイレに立たなくちゃいけなかったんだ。