女性の英会話劇場Woman's Story

Scene 25 中級

When I was younger

Maria and her friend Sharon are chatting.

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Maria: Hey Sharon, did you have a pet when you were young?

Sharon: Hey, hey, hey! Stop there. I won’t let it pass. What do you mean by “young”? I’m still young! We both are! Say “when you were younger”.

Maria: Now, you’re getting rather sensitive about age recently, aren’t you?

Sharon: Me? No way! I just can’t let it go when people make incorrect statements.

Maria: All right. I’ll start again, then. Did you have a pet when you were youngER?

Sharon: Well put. The answer is No. Why do you ask?

Maria: Well, I’ve always had some pet…a dog, mostly…in my life except for the past couple of years since I started living by myself. And you know, a dog is really a man’s…well, a person’s…best friend. I can’t live without my best friend.

Sharon: Maria, you’re wrong again. You still have me—your best friend ever!

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

I won't let it pass.

(聞き捨てならないわね。)

今回は文脈から、「聞き捨てならない」という意味になりましたが、このフレーズは「黙って見過ごすことはできない」という意味にもなります。より強い語調で「聞き捨てならない!」と言いたいのであれば、I won't allow you to say that.と言ってもいいですね。

No way!

(まさか!)

このように単独で使うと「まさか」「うっそー!」「絶対に嫌だ」という意味になりますが、no way自体は「決して〜でない」という意味。no wayを使った以下の表現も覚えておくといいですね。
Ex) No way to tell.
 (分かるわけないでしょ。)

Well put.

(いい言い方ですね。)

誰かがうまい表現をしたら、こう言ってあげて。well-put suggestionと言えば「いい提案」という意味。

A dog is really a man's…well, a person's…best friend.

(犬って本当に人間の…まあ、manっていうか personだけどさ…最良の友なのよ。)

マリアがこう言ったのは、英語で犬のことをa man's best friendというからなんです。a person'sと言い換えたのは、manだと「男性」しか意味しない、と主張する向きもあるので、そういったことを配慮した上での発言になりました。最近はgender-consciousな(性別に敏感な)世の中ですから、従来manと言っていたものを他の言葉に置き換えることは珍しくありません。例えばmankind。かわりにhumansあるいはhuman-beingsという人は増えました。

your best friend ever

(いまだかつてないほどの大親友)

このeverは「いまだかつてないほどの」という意味。語順に注意してください。

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

マリアと友人のシャロンがおしゃべりをしている。

M: ねえ、シャロン、あなたは子供の頃にペットを飼っていた?

S: ちょっとちょっと!待った!聞き捨てならないわね。「young(若い)」ってどいういうことよ?私はまだ若いわよ!私たち二人ともそうよ!「今よりも若かった頃」って言って。

M: 最近年齢のことに神経質になってきたわよね?

S: 私が?まさか!人が間違ったことを言うと放っておけないだけよ。

M: わかったわよ。じゃあ、最初から言うからね。今よりも若かった時、ペットを飼っていましたか?

S: よくできました。答えはノーよ。どうしてそんなこと聞くの?

M: あのね、私はずーっと何らかのペットを飼っていたのよ、犬がほとんどだったけど…でもここ2、3年、一人暮らしを始めてからは飼っていなくてね。でね、犬って本当に人間の…まあ、manっていうか personだけど…最良の友なのよね。最良の友なしに生きられないわ。

S: マリア、また間違ってるわよ。私がいるじゃない…いまだかつてないほどの大親友が!