Scene 32
Maria is talking to her friend Sharon on the phone. Maria is in bed with a bad cold.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Sharon: Are you feeling any better?
Maria: Um…not quite…My fever is gone but I still have this bad cough. (Coughs.)
Sharon: Oh, I’m sorry. Do you need any help? Actually, I’m on my way to the supermarket, but shall I get you some groceries?
Maria: That’s very sweet of you, Sharon, but I don’t want to give you my cold. It’s pretty nasty.
Sharon: Don’t worry. Just stopping by your place for a minute is nothing. OK. What do you want?
Maria: Let’s see…milk, eggs, some fruit…any kind would do…and a can of chicken soup.
Sharon: All right. Are you sure that’s everything you need?
Maria: Yeah. Oh, and I forgot one important thing. A giant bar of fruit-and-nuts chocolate—that’s the best cure.
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
Are you feeling any better?
(少しはよくなった?)
feelは「感じる」という意味ですが、今回のような質問や、How are you feeling?(気分はどうですか?)は普通、具合が悪い/悪かった/悪そうな人に使います。How are you?のかわりにHow are you feeling?を日常的に使うのは間違いです。
not quite
(あんまり)
今回のように会話では単独で使ってもいいですし、以下のような使い方もできます。
Ex) I don't quite understand what's going on here.
(ここで何が起きているのか今ひとつわからないんだけど。)
I'm sorry.
(かわいそうに。)
I'm sorry.は文脈によって「ごめんなさい」という意味と「かわいそうに」という意味を使い分けなければいけません。誰かがさんざんな目に会った、とか、誰かに不幸があった時は言葉を多く費やさずにI'm sorry.とだけ言ってあげるのがいちばんやさしいのかもしれません。
That's very sweet of you.
(なんてやさしい、ありがとう、嬉しいわ。)
That's very … of you.で「そんなことをしてくれるなんてあなたはなんて…なんでしょう」となります。
Ex) That's very kind of you.
(なんてやさしい、ありがとう。)
That was very stupid of you.
(そんなことをするなんてあなたはなんてバカなの。)
Some fruit…any kind would do.
(それとなんかフルーツ…何でもいいわ。)
…would/will doは「…で十分事足りますよ」という意味。今回は「フルーツ」と言ったあとなので「何でもいいわ、種類は問わないわ」となります。
Ex) Do you have a pen?---I only have a pencil, sorry.---No, that will do.
(ペン持ってる?---ごめん、えんぴつしかないの---いいわ、それで。)
That's the best cure.
(これがいちばん効くのよ。)
なぜbestと言っているかというと、数行上に登場した「チキンスープ」を言外にひきあいに出しているからなんです。チキンスープは、昔からアメリカ人の「風邪の特効薬」と信じられてきました。だから、マリアはとりあえず「チキンスープの缶」と頼んでおいて、「でも私はチョコの方が効くの」と言ってチョコレートを頼んだのです。ちなみに、私も風邪の時にチキンスープを試してみましたが、どうやら日本人の私にはあまり効果がなかったようです…
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
マリアは友人のシャロンと電話で話している。マリアはひどい風邪をひいて寝ている。
S: 少しはよくなった?
M: うーん…あんまり…熱はひいたけど、まだ咳がひどくて。(咳をする)
S: あら、かわいそうに。何か手伝おうか?実はね、これからスーパーに行くところなんだけど、食料品を買ってきてあげようか?
M: シャロン、それは嬉しいんだけど、私の風邪をうつしたくないのよ。けっこうしつこいからね。
S: 大丈夫よ。ほんの一瞬あなたの家によるだけなんて何でもないわ。ほら。何がいるの?
M: うーんと…ミルクでしょ、卵でしょ、それとなんかフルーツ…何でもいいわ…それからチキンスープの缶ひとつ。
S: 了解。これだけでいいのね?
M: うん。あ、大事なもの忘れてた。フルーツとナッツの入ったチョコレートの大きなのをひとつ…これがいちばん効くのよ。
英語では何と言うでしょう?
私は日本食を食べてみたいのですが,かまいませんか?