Scene 65
Sharon and her friend Maria are talking.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Sharon: I read a very interesting article some time ago. It was about a rising trend where women date younger men.
Maria: That surely sounds intriguing.
Sharon: Well, as you know, there are a lot of couples, married or not, of women and younger men. Some actresses are married to, say, men 10 years or even younger!
Maria: Yeah, that’s very encouraging, isn’t it? They’re giving us hope!
Sharon: Absolutely. But this woman who wrote this story was lamenting the unchanged setting of Hollywood movies, in which men…Sean Connery, Clint Eastwood, or any old actor…always end up having a romance with way younger and beautiful women. And if ever a woman dates a younger, handsome man in any movie, all she ends up is she’s left alone and gets depressed or kills herself.
Maria: Oh, was it that bad?
Sharon: That’s what this writer said.
Maria: I wonder why older women can’t live “happily ever after” with younger men in the fictitious world.
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
It was about a rising trend where women date younger men.
(女性が年下の男性とつき合うっていう最近の傾向についてなんだけど。)
「〜という傾向」などと言いたい時にtrendの後にthatを持ってくるか、whichを持ってくるか、はたまた…?と悩むことってありませんか。答えを先に言ってしまうと、例えば今回の場合のように、women date younger menとその後に主語+述語が過不足なく続く場合にはthatあるいはwhereが正解。では、それぞれどう違うかと言うと、thatの場合には単純に「…という傾向」という意味になり、一方のwhereはin whichの言い換えですから、「その傾向においてはこういうことが見られる」といったニュアンスになります。
Yeah, that's very encouraging, isn't it?
(そうよね、そういうのってとっても勇気づけられるわよね?)
encouragingは「勇気づける、励みになる」という意味。ここでは(マリアたちはまだ結婚していないので)、晩婚だったとしても年下の男性も十分に対象になりうる、と未来に希望をつなげるような話なのでこう言っているのです。
But this woman who wrote this story was lamenting the unchanged saetting of Hollywood movies.
(でも、その記事を書いていた女性は、ハリウッド映画の設定が相変わらず変わらないって嘆いていたわ。)
lamentは「嘆く」ということですが、今回のように自分に非がないこともlamentできますし、身の不幸や自分の過ちもlamentできます。
Ex) It's no use lamenting your hard fate.
(身の不運を嘆いても始まらないわよ。)
It's too late to lament my folly now.
(今さら自分のばかな過ちを嘆いても遅すぎるのよね。)
I wonder why older women can't live "happily ever after" with younger men in the fictitious world.
(なんで年上の女性はフィクションの世界で年下男と「めでたしめでたし」ってならないのかなぁ。)
live(d) "happily ever after"はおとぎ話のおきまりの締めの文句で「幸せに暮らしましたとさ」にあたります。直訳すると「その後ずっと幸せに暮らす」という意味ですね。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
シャロンと友人のマリアが話をしている。
S: とってもおもしろい記事をこの間読んだのよ。女性が年下の男性とつき合うっていう最近の傾向についてなんだけど。
M: たしかにすごくおもしろそうね。
S: まあね、ご存知のように、結婚していようがいまいが、年下の男性と一緒になる女性っていっぱいいるでしょ。例えば10歳とかそれ以上年下のだんながいる女優さんだっているもんね!
M: そうよね、そういうのってとっても勇気づけられるわよね?希望を与えてくれるもの!
S: まったくもってその通り。でも、その記事を書いていた女性は、ハリウッド映画の設定が相変わらず変わらないって嘆いていたわ。映画では相変わらず男性がさ…ショーン・コネリーでもクリント・イーストウッドでも、誰でも年配の俳優が、若くてきれいな女性と恋においてオシマイ、ってなるわけ。それで、もしも女が自分よりも若くてハンサムな男性とつきあうとね、結局は彼女は捨てられてウツになるか自殺しちゃうのよ。
M: うそ、そんなにひどい展開だったっけ?
S: そのライターによるとね。
M: なんで年上の女性はフィクションの世界で年下男と「めでたしめでたし」ってならないのかなぁ。
英語では何と言うでしょう?
あなたのほうは?