Scene 90
恋愛がらみの単語って難しいですよね…「体格のいいセクシーな男性」をsexyという言葉を使わずに言えますか?
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Sharon is talking to her friend Maria.
Sharon: Maria, guess what I found the other day…a photo of Terrence…posing with his football, with a flashing smile! You remember Terrence?
Maria: Terrence? Oh, the one you went out with briefly at high school? Yeah, of course I remember him!
Sharon: You adored him, too, didn’t you?
Maria: Don’t be daft…that kind of typically hunky sort was never my cup of tea!
Sharon: Really? I’m not convinced. Oh well, I’ll let you off this time.
Maria: Um…where did you find the picture anyway?
Sharon: Inside a book. It was one of my favorite books a long time ago. I was sorting out my old books last night, and I found it. It took me back to those beautiful days I was dating him…he acted like he had all the time in the world just for me! Ah…(sighs)
Maria: Sharon, it’s not very healthy to indulge in memories of your glory days.
Sharon: I’m still living my glory days, mind you!
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
with a flashing smile
(輝くような笑顔をしているの)
flashingは「きらめく」ということです。smileには様々な形容詞がつきますが、代表的なものをここでご紹介しておきましょう。broad smile (満面の笑み)radiant smile (晴れやかな笑顔) beatific smile (至福の笑み)dazzling smile (まぶしい笑顔)enigmatic smile (謎めいた微笑み---モナリザの笑みのようなもののことですね)faint smile(かすかな笑み)。
You adored him, too, didn't you?
(マリアも彼のこと好きだったのよねー?)
adoreは「崇拝する」という意味もありますが,このような日常的な文脈においては「大好きである、憧れる」という意味になります。同じような言葉にadmireがあります。こちらも「崇拝する、憧れる」という意味があり、どちらも名詞化した場合(adorer, admirer)「○○のことが大好きな人」という意味で使えます。
Ex) an adorer of music
(音楽が大好きな人)
Maria's secret admirer
(マリアのことをひそかに慕っている人)
Don't be daft…that kind of typically hunky sort was never my cup of tea!
(ばか言わないでよ…あの手のいかにもセクシーなタイプって好みだったためしがないわ!)
daftは「ばかげた」。sillyと同じ意味で、イギリスで好んで使われます。not my cup of teaは「自分の好みではない」。notをつけて否定形で使うことがほとんどです。たいていは物に対して使うのですが(Ex) Classical music is not my cup of tea.クラシック音楽は好みじゃないの)今回のように、人に対しても使うことができます。
I'll let you off this time.
(今日はそういうことにしておいてあげる。)
let offは「許す、勘弁してやる」という意味です。マリアが「テレンスのことなんか興味なかったわよ」とうそぶくので、シャロンがこう言ったのですね。
It's not very healthy to indulge in memories of your glory days.--- I'm still living my glory days, mind you!
(過去の栄光の思い出にひたるのってあんまり健全じゃないわよ。---言っておきますけど、私はまだ栄光の日々を生きているのよ!)
glory daysは「過去の」栄光の日々、のことを指すのが通常なのでシャロンは「まだまだ現役ですよ」という意味でこう言ったのですね。mind youは、相手が言ったことに対して「よく聞いてよ、言っておきますけどね」と注意を促す時に使う、会話独特の表現です。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
シャロンは友人のマリアに話をしている。
S: マリア、昨日何を見つけたと思う…テレンスの写真よ…いつものフットボールをかかえて、輝くような笑顔をしているの!テレンスのことは覚えてる?
M: テレンス?ああ、あなたが高校時代一瞬つきあった人のことね?うん、もちろん覚えてるわよ!
S: マリアも彼のこと好きだったのよねー?
M: ばか言わないでよ…あの手のいかにもセクシーなタイプって好みだったためしがないわ!
S: そうかしら?納得いかないわね。まあいいわ、今日はそういうことにしておいてあげる。
M: えっと…そもそもどこでその写真を見つけたの?
S: 本の中よ。昔のお気に入りの本でね。昨日の晩、古い本を整理していて,それで見つけたのよ。彼とつき合っていたうるわしい日々を思い出しちゃったわ…彼ったら、全ての時間は私のためだけにあるっていうような振る舞い方をしてくれたのよね!ああ…(ためいき)
M: シャロンさぁ、過去の栄光の思い出にひたるのってあんまり健全じゃないわよ。
S: 言っておきますけど、私はまだ栄光の日々を生きているのよ!
英語では何と言うでしょう?
まあまあです。