Scene 215
普段はツンツンしているけれど、ある特定の条件下、特定の人間に対してはデレデレとする(人の)ことを「ツンデレ」と言いますが、さて、英語ではなんと言うのでしょう?
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Ken is talking with a Japanese woman, Yoko.
K: Yoko, what’s “tsun-dere”?
Y: Ken, it’s very interesting.
K: What is?
Y: That you always pick up very interesting words.
K: Me? Do you think so?
Y: Yeah. Tsun-dere means someone who is basically haughty but becomes lovey-dovey under certain conditions. It derives from tsun-tsun, meaning haughty, and dere-dere, meaning lovey-dovey.
K: Are you tsun-dere?
Y: Do I look like one?
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
That you always pick up very interesting words.
(いつもおもしろい言葉を覚えてくるってことが。)
この場合のpick upは「(言葉などを)覚える、身につける」という意味で、冒頭のThatはその前のヨーコのセリフ、It's very interesting.につながっています。つまり、2回に別れて発話されていますが、もともとはIt's very interesting that you always pick up very interesting words.となっているのです。
Tsun-dere means someone who is basically haughty but becomes lovey-dovey under certain conditions.
(ツンデレっていうのはね、基本的にはツンツンしてるくせに、ある一定の条件下ではデレデレになっちゃう人のことを言うの。)
haughtyは「お高くとまって感じの悪い」、lovey-doveyは「(妙に)イチャイチャした」という意味です。この一文と次の文を覚えれば「ツンデレ」を英語で説明できますよ。
Do I look like one?
(そんな風に見える?)
なぜここでoneという言葉が使われているかと言うと、ヨーコが「ツンデレ」の説明でTsun-dere means someone who …という表現を使っているからです。「…という人のことをツンデレというのよ」と説明したので、「私、そういう人の一人に見える?」ということでDo I look like one?という表現になっています。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
ケンは日本人女性のヨーコと話をしている。
K: ヨーコ、「ツンデレ」って何?
Y: ケン、本当におもしろいわね。
K: おもしろいって何が?
Y: いつもおもしろい言葉を覚えてくるってことが。
K: 僕が?そうなの?
Y: うん。ツンデレっていうのはね、基本的にはツンツンしてるくせに、ある一定の条件下ではデレデレになっちゃう人のことを言うの。「お高くとまった」という意味のツンツンという言葉と、「イチャイチャして」という意味のデレデレという言葉からできているのよ。
K: ヨーコもツンデレなの?
Y: そんな風に見える?
英語では何と言うでしょう?
ホテルまでお連れします。