Lesson 605
Ken and his colleague Claire are at the office.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Ken and his colleague Claire are at the office.
Ken: Oh, not again! The battery is running out…
Claire: What battery, Ken?
Ken: My cell…oh no…how can I do this again?
Claire: Don’t panic. It’s a cell phone after all…if the power is dead, that’s it.
Ken: But I’m expecting a call from my girlfriend. She can’t stand people who don’t constantly recharge their phones.
Claire: Oh, tell her we shouldn’t be too dependent on advanced technology. We sometimes need to be deprived of things too convenient…you don’t look convinced, I know that.
Ken: Hey, Claire, where’s the nearest convenience store from here? Maybe they have a rapid recharger.
Claire: Ah…you’re not listening, are you?
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
Oh, not again!
(ああ、まただ!)
起きてほしくないことが「また」起きてしまうってこと、ありますよね。そう言う時はNot again!と叫んでみてください。
The battery is running out…
(電池がなくなってきた…)
run outというフレーズのおもしろいところは自動詞として今回のように使うこともできますし、I'm running out of paper.(紙がなくなってきた)のようにofをつけて他動詞として使うこともできる、という点です。
My cell…oh no…how can I do this again?
(僕の携帯の…やんなるなぁ…なんで同じことをしてしまうんだ?)
携帯電話のことはcell phoneあるいはmobile phoneと言います。どちらの単語もphoneを省略して言うことの方が多いですね。How can I do this again?は「どうやったら僕はこんなことがまたできるんだ?」というのが直訳。かつて、某有名俳優が、記者にいきなりイタズラで水鉄砲をかけられてHow could you do that?(どうしてそんなことをするんだ?)と怒っていたことがありましたが、canのかわりにcouldを使ってもこの場合はほとんど意味は変わりません。
But I'm expecting a call from my girlfriend.
(でも彼女から電話がかかってくるんだよ。)
誰かから電話がかかってくる、あるいは誰かが訪ねてくることがわかっている時にはI'm expecting…を使います。expectという言葉には「期待する」というプラスのイメージがあるので、何か悪いことが起きるはずとわかっている時にはexpectは使えないのでは?と思う人がいるようですが、そんなことはありません。
Ex) I was expecting that kind of bad news.
(その手の悪い知らせが来るんじゃないかってわかっていたよ。)
You don't look convinced, I know that.
(納得してないわね、わかってるわよ。)
convinceは「納得させる」という意味。そこから色々な言い回しの応用がききます。
Ex) I'm not convinced.
(その話は納得がいかないな。うそでしょ。)
His theory is not quite convincing.
(彼の説はどうも説得力がない。)
a rapid recharger
(携帯用の充電器)
chargeが「充電する」、rechargeが「(くりかえし)充電する」ということですから、携帯電話のパッケージなどについてくる「充電器」のことを(mobile) rechargerなどと呼びます。rapid rechargerはコンビニなどで売っている、使い捨ての充電器のこと。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
ケンと同僚のクレアはオフィスにいる。
K: ああ、まただ!電池がなくなってきた…
C: 何の電池よ、ケン?
K: 僕の携帯の…やんなるなぁ…なんで同じことをしてしまうんだ?
C: あわてないで。しょせん携帯じゃない…電池がなくなったら、それはそれ、だわよ。
K: でも彼女から電話がかかってくるんだよ。あの子は常時電話を充電しないヤツのことが大嫌いなんだ。
C: あら、彼女に、技術の進歩にあまり頼りすぎちゃダメだって言っておいて。たまには便利すぎる物なしに暮らさなくちゃ…納得してないわね、わかってるわよ。
K: ねえ、クレア、ここからいちばん近いコンビニってどこ?コンビニなら携帯用充電器を売ってるかもしれない。
C: あの…人の話、聞いてないでしょ。
英語では何と言うでしょう?
いいお天気ですね。