Lesson 647
Claire and her husband Dave are talking at home.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Claire and her husband Dave are talking at home.
Claire: Honey, I’ve just realized we’ve never been to karaoke together. I don’t think I’ve ever heard you sing.
Dave: You must have heard me hum.
Claire: Well, humming is not quite equal to singing.
Dave: To tell you the truth, honey, I’m musically-challenged.
Claire: Oh, you have no ear for music—to be more blunt?
Dave: Unfortunately, no. People at the office sometimes go to karaoke bars, but every time they invite me, I politely decline their invitation.
Claire: I never knew that…but darling, some people enjoy karaoke no matter how bad they are. Do you remember the movie My Best Friend’s Wedding? Cameron Diaz in that film was playing a girl who can’t carry a tune, but that part of her made her look even cuter.
Dave: Yeah, I remember that movie…but do you want me to look “cute” in its girly sense?
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
I'm musically-challenged.
(僕は音痴なんだよ。)
「音痴である」というには色々な表現があります。後に登場するhave no ear for musicもそうですし、さらに後出のcan't carry a tuneもそうです。この-challengedという表現は「…については努力を必要とする」という意味ですが、何か不得意なこと、あるいは障害をもっている場合に使われる言い回しで、例えばphysically-challenged(身体に障害のある)、visually-challenged(視覚的に障害のある)などがあります。かつてはhandicappedという言葉も使われましたが、今はchallengedを使うのが常識、となっています。
Oh, you have no ear for music---to be more blunt?
(要するに、音楽の耳がないってことかしら…もっと言葉を選ばないで言うと?)
bluntは「ぶっきらぼうな」という意味ですが、なぜこういっているかと言うと、前述のmusically-challengedは言わば婉曲表現なので、もっとずばっと「音痴ってことでしょ」とクレアが言ってしまっているわけなんですね。日本語の訳が少々わかりづらくなっていますが…すみません!
I politely decline their invitation.
(僕は丁重にお断りしてるってわけ。)
誘いや招待を「断る」場合、declineを使います。turn downと言ってもいいですが、declineの方が感じがいいですね。「断る」にはrejectという言葉もありますが、こちらは「拒絶する」ですから、使い分けに注意してください。
Do you want me to look
(君は僕に、女の子っぽく「キュート」になってほしいわけ?)
cuteは女性に使うと「かわいい」となり、男性に使うと「かっこいい」となるので、このセリフはデイブが、cute in its girly sense(its=of the word "cute")、すなわち女の子的な意味でキュート(要するに「かわいい」)になってほしいわけ?と聞いているのです。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
クレアと夫のデイブは家で話をしている。
C: ねえ、今気づいたんだけど、私たちって一緒にカラオケに行ったことないわよね。あなたが歌ってるところ、聞いたことないわ。
D: 鼻歌を歌ってるのは聞いたことあるだろ。
C: んー、鼻歌は厳密には歌うってこととは違うからね。
D: 実を言うとさ、僕は音痴なんだよ。
C: 要するに、音楽の耳がないってことかしら…もっと言葉を選ばないで言うと?
D: 残念ながらそうなんだよ。会社の人が時々カラオケに行くんだけどね、お招きを受けるたびに、僕は丁重にお断りしてるってわけ。
C: 知らなかったわ…でもね、どんなに下手でもカラオケが好きって言う人もいるわよ。「ベスト・フレンズ・ウェディング」(1997年、ジュリア・ロバーツ主演)っていう映画覚えてる?あの中でキャメロン・ディアスが音痴な女の子の役をやっていたでしょ、でもあのおかげで彼女はよけいかわいく見えたじゃない。
D: うん、その映画は覚えてるけど…でも、君は僕に、女の子っぽく「キュート」になってほしいわけ?
英語では何と言うでしょう?
ええ,そうですが…