Lesson 669
外国人にプレゼントをもらったらその場で包装紙をビリビリ…これが西洋のマナーだと思っていませんか?
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Claire and her colleague Ken are talking at the office. She has just finished talking to someone on the phone.
Ken: Hi, Claire. A bad time?
Claire: Not at all. I’ve just been talking to a friend of mine…did I ever tell you about this couple whose husband is American and wife Japanese?
Ken: No, I don’t think so…what about them?
Claire: The wife…her name is Yoko…she speaks very good English and they’ve been married for 10 years. But sometimes she gets stuck on cultural issues…well, this time, it was how you open presents.
Ken: Uh…excuse me, do Japanese people have regimented ways of opening gifts, like those they have for serving tea?
Claire: Don’t be silly…actually, it’s quite the opposite. She has always thought in the West, when someone is given a present, she should rip it open immediately, right in front of the person who’s given it to her. And she asked me if it’s a right thing to do, even on formal occasions.
Ken: And what did you say?
Claire: Well, as you know, I said, “If the person is not your close friend, it’s always safe to ask her ‘May I open it?’ first.” Am I not right?
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
A bad time?
(今忙しい?)
文字通り、「(今は都合の)悪い時間?」という意味です。覚えておくと便利。最初にaがつくことに注意。もっと丁寧にいう場合にはCan I interrupt you?(おじゃましてもいいですか)と言えばOK。
Uh…excuse me.
(え…あのさ。)
人を呼びとめる時や「失礼」という時にexcuse meを使えるのはあたり前。今回のように「ちょっと待ってよ、冗談だろう」という意味でも使えるようになれば、かなりの会話通。
Do Japanese people have regimented ways of opening gifts, like those they have for serving tea?
(日本人っていうのはお茶を用意する時みたいにプレゼントの開ける時もきちっ手順を踏むわけ?)
regimentedは「厳格に統制された」という意味。
Ex) At my school, every moment of the day was regimented.
(私の学校では、一1日1日の全ての瞬間が厳しく管理されていた。)
It's quite the opposite.
(その逆なのよ。)
It's the opposite(逆だ)にquiteをつけて強調した形になっています。It's (quite) the contraryと言っても意味は同じ。いずれもtheがつくことに注意して。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
クレアと同僚のケンはオフィスで話をしている。クレアはたった今電話で誰かと話し終えたところだ。
K: やあ、クレア。今忙しい?
C: 全然! 今友だちと話してたんだけどね…ご主人がアメリカ人で奥さんが日本人の夫婦のこと、私ケンに話したことあったかしら?
K: いや、聞いてないと思うけど…その人たちがどうしたの?
C: その奥さんがね…ヨーコって言うんだけど…英語は上手だし、もう結婚して10年になるの。でも時々文化的な問題につまずくのよ…それで今回は、プレゼントの開け方が問題だったわけ。
K: え…あのさ、日本人っていうのはお茶を用意する時みたいにプレゼントの開ける時もきちっ手順を踏むわけ?
C: バカなこと言わないでよ…実はその逆なのよ。彼女は西洋では、誰かがプレゼントをもらったらすぐ、贈り主の目の前で包装紙をやぶいて開けるのが礼儀だと思ってたんだって。それで、あらたまった席でもそうするべきなのかって私に聞いてきたのよ。
K: で、クレアはなんて言ったの?
C: まあね、ケンも知っている通り「すごい親しい友達(が贈り主)でなければ、どんな時でもまず『開けてもいいですか?』と相手に聞いた方が安全だ」って言ったわ。私の言ってること、正しいでしょ?
英語では何と言うでしょう?
順調です。