Lesson 682
The bottom line is(要は)"No.1 priority"(最優先事項)"basically"(基本的には)という表現、知ってますか。知ってるという人、使いこなしてますか?使えるようになるための会話はこちら。他にも、使いこなせそうで使いこなせないsurviveも登場します。
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Julia, who wants to get back to work now that her daughter goes to elementary school, is talking with a career planner.
Career planner: So what exactly do you want to do about your career?
Julia: Well, basically I want to develop my PR career, but the bottom line is that I can work at home so that I can take care of my daughter.
Career planner: Mmm…that could be a little tricky.
Julia: Do you think so?
Career planner: You see, as you know, PR is more like an outgoing task. So which do you prioritize, work or mothering?
Julia: Um…to be very honest, I’d say mothering. But if that kind of attitude should negatively affect my career planning, perhaps I should say otherwise. But again, honestly speaking, I don’t think I’d survive any corporate job for another few years.
Career planner: You don’t need to give No.1 priority to your work…my suggestion is why not look into working-mother-friendly companies and see what you can do?
Julia: All right…it looks like life is full of hardships!
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
Basically I want to develop my PR career.
(基本的にはPRのキャリアをのばしたいんです。)
Basicallyは文字通り「基本的には」という意味で、このように会話の冒頭部分で非常によく使われます。意味はわかるけどあまり使ったことないなぁ、という人,例も参照の上どんどん使ってみて下さい。
Ex) Basically, I agree with his idea.
(基本的には彼の考えに賛成だ。)
Basically, we were talking about nothing but her ex.
(基本的には私たちは彼女の元カレの話しかしていなかった。)
The bottom line is that I can work at home so that I can take care of my daughter.
(押さえておきたい点としては、娘の面倒が見られるように在宅で仕事ができれば、ということです。)
bottom lineには「結論」という意味と「肝心な点」という意味があります。会話は後者の意味で使っていますが、「結論」という意味では以下の例のように使います。
Ex) The bottom line is this.
(結論はこうです。)
The bottom line is that I don't like this.
(要は,これが好きじゃないということだ。)
PR is more like an outgoing task.
(PRはどちらかと言うと外に出る仕事ですからね。)
この場合のoutgoingは「積極的」という意味ではなく,go out(外出)するという意味です。
So which do you prioritize, work or mothering?
(それで、仕事と母親業とどちらを優先させるのですか?)
prioritizeは「〜を優先させる」という動詞で、priority(プライオリティー)から派生しています。「AよりもBを優先させる」という場合にはprioritize B over Aと言います。
Ex) I prioritize work over private life.
(私は私生活よりも仕事を優先させる。)
But again, honestly speaking, I don't think I'd survive any corporate job for another few years.
(でも先ほども言ったように,正直なところ、これから先数年は勤めの仕事は私には無理だと思うんです。)
こういう場合のagainは「繰り返すと」という意味。surviveには「生き延びる」(「サバイバル」的な意味)もありますが、通常はむしろ今回のように「乗り切る」という意味で使うことの方が多いです。目的語をとらずに自動詞として使うと「なんとかやっていく」という意味にもなります。
Ex) I went to a boys' school. ---Wow, how did you survive?
(僕は男子校だったんだ。---すごいね、どうやって(女の子なしに)やってけたんだ?)
corporate jobは「企業での職、勤め」。
You don't need to give No.1 priority to your work…
(仕事を最優先させる必要はありませんよ…)
priorityは「優先事項」のことですから、それにNo.1がつくと「最優先事項」となります。priority No.1という具合にNo.1を後に持ってくる言い方もあります。
Ex) My children are priority No.1.
(子どもたちが最優先だ。)
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
娘が小学校に通いだしたので仕事に復帰したいと考えているジュリアは、キャリア・プランナーと話をしている。
C: それで、具体的にはご自分のキャリアをどうしたいのですか?
J: ええ、基本的にはPRのキャリアをのばしたいんですけど,押さえておきたい点としては、娘の面倒が見られるように在宅で仕事ができれば、ということです。
C: うーん、それはちょっと難しいかもしれませんね。
J: そう思います?
C: そうですね、PRはご存知のように,どちらかと言うと外に出る仕事ですからね。それで、仕事と母親業とどちらを優先させるのですか?
J: えーっと…まったく正直なことを言えば,母親業ということになると思います。でもそのような態度が私のキャリア・プラニングに悪影響を及ぼすというのなら,仕事が優先だ,と言うべきなのかもしれません。でも先ほども言ったように,正直なところ、これから先数年は勤めの仕事は私には無理だと思うんです。
C: 仕事を最優先させる必要はありませんよ…ワーキング・マザーに優しい会社を探してそこで何ができるか考えてみるというのはどうですか?
J: なるほど…人生って困難だらけだわ!
英語では何と言うでしょう?
あなたのほうは?