つかえる英会話Daily / Travel

Lesson 719 初級

「おととい」はthe day before yesterdayじゃない!?

「おととい」はthe day before yesterday、「あさって」はthe day after tomorrowって教わりましたよね。でも実はこの言葉、あまり使わないのです。ではネイティブは普通何と言うのでしょうか。

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Claire and her colleague Ken are talking at the office. It's Wednesday today.

Claire: Ken, when did you say this report is due?

Ken: Friday.

Claire: You mean this coming Friday?

Ken: Yep.

Claire: Does that mean I only have two days to finish this?

Ken: Looks like it.

Claire: That’s not fair…they never said anything about the report before the last meeting. That was Monday, right? Only two days ago!

Ken: Come on, Claire…you can do it.

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

When did you say this report is due?

(この報告書っていつが締め切りだったっけ?)
When (What/Whereなど) did you say …?は「…はいつ(何/どこなど)って言ったっけ?」と相手が言ったことを確認する時に使う表現です。覚えておくと便利です。dueは「期日」。

You mean this coming Friday?

(金曜日って、今週の?)
これから来る(その週の)○○曜日のことをthis coming …dayと言い、いちばん最近の○○曜日のことは…day just goneと言います。

That's not fair…

(ひどい…)
直訳は「それは不公平だ、フェアじゃない」ですが、今回のクレアのように「割りに合わない、何か間違っている」と言いたい場合にもよくこの表現を使います。もちろん、「不公平だ、ずるい」という意味でも使います。
Ex) That's not fair! He has a lot bigger slice than I do!
 (不公平よ!あの子のケーキの方が私のよりもずっと大きいじゃない!)

That was Monday, right? Only two days ago!

(ミーティングは月曜だったでしょ?たったの二日前じゃない!)
この会話がとり交わされているのが水曜日ですから、日本語であれば「月曜」のことは「おととい」という人が多いと思います。しかし、英語では昨日/明日(yesterday/tomorrow)よりも遠い過去/未来のことになるとたいてい曜日名を言うか、この2文目のセリフのように「二日前」という言い方をします。会話の最初の方に登場したFridayも同じことです。水曜から見ると「あさって」ですが、the day after tomorrowとは会話ではまず言いません。XX days from now/in XX days' time(今から○日後)という言い方もありますが、この表現はたいてい1週間以上先のことを言いたいときに使います。(例:I'll be gone 10 days from now/in 10 days' time. 10日後にはいなくなるよ。)もっとも、1週間以上先の日付の場合には日付そのもの(例えばthe 25thなど)を言ってしまった方が早いですね。

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

クレアと同僚のケンはオフィスで話をしている。今日は水曜日だ。

C: ケン、この報告書っていつが締め切りだったっけ?

K: 金曜日だよ。

C: 金曜日って、今週の?

K: そ。

C: ってことはあと二日でこれを仕上げろってこと?

K: みたいだね。

C: ひどい…いちばん最近のミーティングまで報告書のことなんて1度も言わなかったじゃないの。ミーティングは月曜だったでしょ?たったの二日前じゃない!

K: ほらほら、クレア…君ならできるよ。