Lesson 754
日本語と同じように、英語にも「今どきの言葉」があります。今回はal deskoの紹介です。なんだかイタリア料理みたいな響きですが、果たして意味は?
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Claire is talking with her colleague Ken.
Claire: Lunch?
Ken: Oh, I’ve got my own.
Claire: Really?
Ken: Yeah, al desko lunch.
Claire: Oh. Then I’ll have to ask someone else to accompany me.
Ken: Sorry.
Claire: Oh, don’t be. Why is it called “al desko” lanch? Do you know?
Ken: I think it comes from “alfresco,” meaning “outside,” you know.
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
Yeah, al desko lunch.
(うん、アル・デスコランチね。)
al deskoとは「書斎やオフィスのデスクなどに座ったまま」という意味です。今回のように「ランチ」を修飾する形容詞として使うこともできますし、eat al desko(席についたまま食べる)のように、副詞として使うこともできます。会話の終わりの方に登場しますが、al deskoはイタリア語のalfresco(戸外で)という言葉をもじったもので、deskという英語をイタリア語風にアレンジして使っているようです。もっぱら使われ始めたのは2004〜5年からのようで、要するに、世の人々がインターネットなどをあたり前のように使うようになった時代を象徴しているのですね。
Then I'll have to ask someone else to accompany me.
(じゃあ、誰か他の人に一緒に行ってもらわなきゃ。)
accompanyは「〜に同行する」。
Why is it called
(どうして「アル・デスコ」って言うの?知ってる?)
本来であればDo you know why it is called "al desko" lanch?(どうして「アル・デスコ ランチ」って言うか、知ってる?)と1文にしてもいいのですが、会話ではこのように、長いフルセンテンスにせずに、短い(時には不完全な)センテンスを積み上げていきます。英語学習者としては、このような短い単体をぽつぽつと積み上げていけばいいのだ、と思うとちょっと気が楽ですよね。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
クレアは同僚のケンと話している。
C: ランチ、行く?
K: あ、自分の持ってきてるんだ。
C: あら、そう。
K: うん、アル・デスコランチね。
C: そう。じゃあ、誰か他の人に一緒に行ってもらわなきゃ。
K: ごめん。
C: やだ、謝らないでよ。どうして「アル・デスコ」ランチって言うの?知ってる?
K: 「アルフレスコ」(イタリア語)から来てるんだと思うよ、ほら、「外で」っていう意味の。
英語では何と言うでしょう?
私は日本食を食べてみたいのですが,かまいませんか?