Lesson 758
「力士」を英語で言うと?と聞かれると答えにつまってしまう人が多いようです。さて、何と言いますか。
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Ken is talking with a Japanese woman, Yoko.
Ken: Have you ever seen sumo, Yoko?
Yoko: You mean the real one?
Ken: Yeah, at the stadium, or whatever you call it.
Yoko: Yeah. Um…I saw actual sumo once, when I was little.
Ken: What’s it like?
Yoko: Well, it was like a tiny box seat, four of us sitting together, and there were tons of gifts and souvenirs. Like chocolate, tea cups…
Ken: And wrestlers?
Yoko: Oh, you want to know about wrestlers? Sorry, I don’t remember anything.
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
Have you ever seen sumo, Yoko?
(ヨーコ、相撲は見たことある?)
「相撲」は英語でsumoあるいはsumo wrestlingと言います。数えられません。英語で発音する場合は「スーモゥ」という具合に「ス」を強く発音します。
Yeah, at the stadium, or whatever you call it.
(うん、競技場とか、なんかそんな感じのところでやるヤツのこと。)
相撲が行なわれる場所は普通、stadiumとは呼びません。地方での場所は、例えば九州場所が「福岡国際センター」で行なわれるように、色々な施設が相撲用に提供されるようですが、東京の「国技館」はKokugikanとそのままローマ字表記することが通例となっているようです。
そして、or whatever you call it(とかなんとか、そんな名前でしょ)は、正式名称が思い出せない時に使える、便利な表現です。
There were tons of gifts and souvenirs.
(おみやげなんかがいっぱいあったわ。)
tons of …は「たくさんの…」という意味でカジュアルな表現。souvenirは「(どこか、または何かの思い出となる)おみやげ」で、giftは単に「贈り物」という意味ですが、相撲でもらう色々な品はgifts and souvenirsと表現するのがベストかと思いました。したがって、日本語訳は「おみやげ」としかなっていません。
And wrestlers?
(で、力士は?)
「相撲」がsumo wrestlingと表現されることがある、ということからもわかるように、相撲をする人はa (sumo) wrestlerです。もちろん、wrestlerとだけ言うと、文脈によっては「(プロ)レスラー」を意味することもあります。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
ケンは日本人女性のヨーコと話をしている。
K: ヨーコ、相撲は見たことある?
Y: 本物を(間近で)見たかどうかっていうこと?
K: うん、競技場とか、なんかそんな感じのところでやるヤツのこと。
Y: うん。そうね…1回見たことあるわ、小さい頃に。
K: どんな感じ?
Y: そうねぇ、小さいボックスシートみたいになっていて(=枡席のこと)、4人一緒にそこにすわるんだけど、おみやげなんかがいっぱいあったわ。チョコレートとか、お湯のみとか…
K: で、力士は?
Y: あら、力士のことが知りたいの?ごめんなさい、何も覚えてないのよ。
英語では何と言うでしょう?
ホテルまでバスで行きます。