女性の英会話劇場Woman's Story

Scene 45 中級

Emergency call

Sharon is speaking to her friend Maria at work on the phone, asking her for lunch, but all of a sudden…

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Sharon: Maria, I’m going downtown this afternoon to do a bit of window-shopping, and I’m wondering if you could come out and join me for lunch.

Maria: That would be great! So where and when shall we meet? Actually, I’m a bit busy today, so let me finish whatever I need to get done by noon…so can I call you back when I know for sure what time I can join you?

Sharon: Sure. No hurry. Talk to you later. (Hangs up.)

Sharon: (A few minutes later, calls Maria again.) Hey, it’s me again. Sorry, Maria, but I don’t think I can make it today. I’m beginning to feel sick. I really want to go out but I think I should stay in and rest.

Maria: Are you OK?

Sharon: I’ll just have to wait and see. I’m terribly sorry about making this fuss…

Maria: No, no, don’t worry about that. Is there anything you need?

Sharon: I think I’m fine for the time being. I’ll call you when I feel better.

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

I'm wondering if you could come out and join me for lunch.

(仕事を抜け出してランチを一緒にどうかな、と思って。)

人にやんわりとものを尋ねる場合、wonder ifという表現がよく使われますが、be wondering ifとwondered ifでは若干ニュアンスが違うように思います。以下の例を比べてみてください。
Ex) I'm wondering if you could come, too.
 (あなたも来られるかと思ってるんだけど。→よりカジュアルな尋ね方)
  I wondered if you could come, too.
 (あなたも来られるかと思ったんだけど。→上の文に比べると、若干控えめな印象を与えます)

Let me finish whatever I need to get done by noon.

(午前中にできることは終えちゃっていいかな。)

get doneは「終える」という意味。finishと意味も使い方も同じです。会話では非常によくつかう言葉です。

Talk to you later.

(また後でね。)

電話を切る時、近々会うことがわかっている相手にならSee you later.でいいですが、今回のように「また後で電話する」という状況であればTalk/Speak to you later.と言います。日本語のように「じゃ、後でね〜」と簡単に言える万能なフレーズがあるといいのですが…

I'm terribly sorry about making this fuss…

(お騒がせして本当にごめんね…)

fussは「大騒ぎ、騒動」のこと。make a fussと言えば「大騒ぎする」という意味になります。
Ex) Stop making a fuss about nothing.
 (つまらないことで大騒ぎするのはよしなさいよ。)

I think I'm fine for the time being.

(今のところは大丈夫だと思う。)

for the time beingは「当座、さしあたっては」という意味。同じような意味の言葉にfor nowがあります。

I'll call you when I feel better.

(元気になったら電話するね。)

日本人が意外にまちがえてしまうのがwhenとifの違い。上の文も「気分がいい時に電話するね」という意味なのでwhenを使うのですが、日本文が「なったら」となっているので自動的にifと訳してしまう人は多いようです。でも、それは間違い。I'll call you if I feel better.だと「もしも気分がよくなるというようなaことになったら電話するね」ということで、言外に「気分がよくなることはなさそうなんだけど」という意味が含まれてしまいます。「不審物を見かけたら係員までご連絡ください」と最近はよく目にしますが、これはPlease notify our staff if you find anything suspicious.でOK。なぜなら、「不審物などあっては困るのだけれど、もしも万が一あった場合にはお知らせください」という意味だからです。

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

シャロンは仕事中のマリアに電話をし、昼食を共にしないかと誘ったのだが、急に…

S: マリア、今日の午後街にウィンドーショッピングに出かけようと思ってるんだけど、仕事を抜け出してランチを一緒にどうかな、と思って。

M: いいわね!じゃあ、どこで何時に待ち合わせようか?実は今日はちょっと忙しいから、午前中にできることは終えちゃっていいかな…じゃあ、何時なら合流できるか確実にわかったら電話してもいい?

S: もちろん。急がないから。また後でね。(電話を切る。)

S: (数分後、またマリアに電話して)もしもし、あ、私。ごめんね、マリア、今日は行けなさそうなの。 気分悪くなってきちゃって。 出かけたいんだけど家にいて休んでいた方がよさそう。

M: 大丈夫?

S: 体調がどうなるか見てみないことにはね。お騒がせして本当にごめんね…

M: いいのよ、心配しないで。何か必要なもの、ある?

S: 今のところは大丈夫だと思う。元気になったら電話するね。