Scene 75
Maria is talking on the phone to her boyfriend, Ken.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Maria: I know you don’t want to hear it, but can I just bitch about this woman at the office?
Ken: I wouldn’t mind…
Maria: I think I told you about her before, but she could be nice…but sometimes you just don’t know how to deal with her. She insists on having everything in her own way. She doesn’t care a bit what other people think of about the ways of she does things…
Ken: Some people are like that…
Maria: Well, last night, a bunch of us were working overtime, and we got hungry, so we decided to order some pizza. And she was among us. We took a while…as you can imagine, with women, two heads are worse than one…deciding what to order, and it was actually her who had the final say.
Ken: OK.
Maria: And guess what…when the pizza arrived, she found out the crust was not the kind she liked, so she started moaning…like, “I can never stand these thick crusts”…This spoiled everything. Why can’t she just shut up and let all of us have at least some nice bites of snack in the middle of overtime?
Ken: Just don’t bother too much about others, Maria.
Maria: Why do you always have to give me unsolicited advice?
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
She insists on having everything in her own way.
(自分の思い通りに全て運ばないと気がすまないから。)
have…in one's own wayは「自分の思い通りに…をする」ということ。insist on …ingは「…するんだといって譲らない」ということですが、insistという動詞の後にはthat節が来ないことに注意。
She doesn't care a bit what other people think of about the ways of she does things…
(彼女のやり方を他の人がどう思ってるかなんてちっとも気にしやしないのよ…)
not care a bitは「ちっとも気にしない」という意味ですが、かなりくだけた表現です。
A bunch of us were working overtime.
(残業をしてた人が多かった。)
a bunch ofは「かなりの量の」という意味。「残業する」はwork overtimeと言います。
With women, two heads are worse than one.
(女の場合は「3人寄れば頭ぐちゃぐちゃ」だから。)
Two heads are better than one.は「3人寄れば文殊の知恵」という意味の諺(直訳は「一人で考えるよりも二人で考えた方がいい」)ですが、マリアはそれをもじって「女が複数よってたかってモノを考えるとかえって話がややこしくなる」ということを言いたかったのですね。
It was actually her who had the final say.
(最終的にどうするかを決めたのはその彼女だったのよ。)
have the final say (on) は「(〜について)最終的意見を言う」という意味。ちょっと堅苦しい言い回しですが、日常会話でも使います。
Why do you always have to give me unsolicited advice?
(どうしてあなたはいつもおせっかいな忠告をしなくちゃいけないの?)
unsolicited adviceとは「おせっかいな忠告・助言」のこと。よく使われる「熟語」です。solicitとは「懇願する」という意味ですが、だからと言ってsolicited advice(懇願された忠告?)という表現があるわけではないので、ご注意を。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
マリアはボーイフレンドのケンと電話で話している。
M: 聞きたくないだろうけど、会社の女性のこと、ちょっと愚痴ってもいいかしら?
K: 別にかまわないよ…
M: 彼女のことは前にも話したことあるとは思うけど、彼女は悪い人じゃないのよ…でも時々、どうあしらったらいいのかわからない時があるのよね。自分の思い通りに全て運ばないと気がすまないから。彼女のやり方を他の人がどう思ってるかなんてちっとも気にしやしないのよ…
K: そういう人もいるよ…
M: それで昨日の晩ね、残業をしてた人が多かったんだけど、お腹が空いたからピザをとることにしたのね。何を注文するかけっこう時間がかかったんだけど…想像つくと思うけど、女の場合は「3人寄れば頭ぐちゃぐちゃ」だから…それで、最終的にどうするかを決めたのはその彼女だったのよ。
K: なるほどね。
M: で、聞いてよ…ピザが来たらね、彼女、クラスト(ピザの生地)が彼女の嫌いなタイプだったってことに気づいてぶつぶつ言い始めたのよ…「私、こういう分厚いクラストってほんとダメなのよね」とかなんとか…これで全ては台無しよ。なんで黙って、残業中に他の人にせめておやつを楽しませてくれないのかしら?
K: マリア、他の人のことはあんまり気にし過ぎない方がいいよ。
M: どうしてあなたはいつもおせっかいな忠告をしなくちゃいけないの?
英語では何と言うでしょう?
順調です。