Scene 100
ヒントは、英語でもほとんど同じ言い方をする、ということ。会話にはこの他、「よりを戻す」「目がウルウルする」「彼のことがいつも頭から離れなかった」など、恋愛用語が盛りだくさんです!
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Sharon and her friend Maria are talking about their mutual friend, Vicky.
Sharon: Oh, Vicky sent me e-mail last night. Guess what she had to say.
M: The way you’re saying it makes me suspect it’s not something you approve of.
Sharon: You’re right, Maria. Here (takes out her cell phone). I quote: When I went to a party the other night, I bumped into…(to Maria) remember the guy? The married one she used to see?
M: Yeah.
Sharon: Oh, how I hate him! That bastard should leave innocent little Vicky alone! And…where was I? Yes (gets back to quoting the mail). Um…and I rushed to the bathroom to make sure I looked perfect. We talked at a bar for a while, and he told me his heart wasn’t in it when he said we should stop seeing each other. He also told me how much he missed me, and he said since we broke up, he found himself comparing every girl he met to me. But none of them measured up. Then I got misty-eyed, realizing how much he loved me. And we’re now back together.
M: So…an old flame has been rekindled…but it sounds like it’s him who wanted to get back to the relationship, not her.
Sharon: Well, it says here, at the very beginning of her mail: Mark has always been in the back of my mind.
M: Well, it’s Vicky’s life after all. If she’s happy, we should be happy for that.
Sharon: Oh…Maria! You sound like you could care less…
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
Guess what she had to say.
(なんて言ってきたと思う。)
直訳は「彼女が何をいわなければいけなかったと思う?」ですが、こういう場合のhave to sayは「言いたいことがある、言い分がある」というような意味になります。
Ex) First, we must listen to what he has to say.
(まず、彼の言い分を聞かなくてはね。)
I quote.
(引用するわね。)
恋愛とはあまり関係ありませんが、スピーチなどで文章を引用したい時、引用を始める前にたいていI quote(引用します)と言います。引用部分を読み終わったら、Unquote(引用を終ります)と言います。
That bastard should leave innocent little Vicky alone!
(あのバカ男、いたいけなヴィッキーを放っておいてほしいわ!)
innocent little(いたいけな、なんの罪もない)とは、女の子を形容する代表的な形容詞の組み合わせです。
Ex) This is far too much for an innocent little girl like me!
(これは何も知らない私にはどぎつすぎるわ!)
He told me his heart wasn't in it when he said we should stop seeing each other.
(彼が、お付き合いをやめようって言ったのは本心じゃなかったって言うの。)
One's heart isn't in itは「(その人の)本心ではない」という意味。
Ex) I said yes but my heart wasn't in it.
(私は「はい」って言ったけど、本心じゃなかったの。)
But none of them measured up.
(でも、誰も私ほどはよくなかったんだって。)
measure upは「(基準に)達する」。
Then I got misty-eyed.
(そうしたら私、目がウルウルしてきちゃって。)
misty-eyedは文字通り「目が潤んでいる」です。
So…an old flame has been rekindled…
(つまり…やけぼっくいに火がついちゃったわけだ…)
old flame(やけぼっくい)がbe rekindled(再び燃やされる)。すなわち「やけぼっくいに火がつく」。
It sounds like it's him who wanted to get back to the relationship, not her.
(話を聞いてると、彼がよりを戻したかったんであって、彼女じゃないみたいじゃない。)
get back to the relationshipは「よりを戻す」。もう少し固く言うのであればget back toのかわりにresumeを使います。
Mark has always been in the back of my mind.
(マークのことがいつも頭から離れなかったの。)
always be in the back of my mind「常に頭のすみっこに存在している」、つまり「いつも頭から離れない」。
You sound like you could care less…
(どうでもいいみたいな言い方して…)
could care lessは「(〜など)どうでもいい、まるで気にしない」。このテの熟語は意味がわかりづらい、という人は多いみたいですね。直訳は「これ以上気にできないということはない」。すなわち「どうでもいい」となるのです。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
シャロンと友人のマリアは共通の友人であるヴィッキーについて話をしている。
S: あのね、ヴィッキーが昨日の晩メールを送ってきたのよ。なんて言ってきたと思う。
M: その言い方からすると、シャロンがあまりよく思ってないことみたいね。
S: その通りだわよ、マリア。これこれ(自分の携帯を取り出す)。引用するわね。この間の晩パーティーに行ったらばったり…(マリアに向かって)あの男、覚えてる?ヴィッキーが前につき合ってた妻帯者。
M: うん。
S: あー、あの男本当に嫌い!あのバカ男、いたいけなかわいいヴィッキーを放っておいてほしいわ!それで…どこまで読んだかしら?そうだ(メールの音読に戻る)。えっと…それから私は、どこから見られてもばっちりかどうか確認するためにトイレに駆け込んだの。私たちはしばらくバーで話をしたんだけど、彼が、お付き合いをやめようって言ったのは本心じゃなかったって言うの。私がいなくてどれだけ寂しい思いをしたか、とか、別れてからというもの、気がつくと会う女性皆と私を比べちゃったとか、教えてくれたのね。でも、誰も私ほどはよくなかったんだって。そうしたら私、目がウルウルしてきちゃって、彼がどれだけ私のことを愛してくれていたかって気づいたのよ。それでもとに戻ったのよ。
M: つまり…やけぼっくいに火がついちゃったわけだ…でも話を聞いてると、彼がよりを戻したかったんであって、彼女じゃないみたいじゃない。
S: それがね、ここに書いてあるわ、メールの冒頭にね、こうあるのよ:マークのことがいつも頭から離れなかったの。
M: まあね、でも結局はヴィッキーの人生だもの。彼女が幸せなら、私たちもそれでよしとしなくちゃ。
S: やだぁ…マリアってば!どうでもいいみたいな言い方して…
英語では何と言うでしょう?
本社からのメッセージがホテルに届いていると思います。