女性の英会話劇場Woman's Story

Scene 137 中級

オーダーしたものと違うんですけど

レストランで注文していない料理が運ばれてきたら、あなたはどうしますか。「オーダーしたものと違うんですけど」とさらっと言えれば海外旅行ももっと楽しくなるはず。

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Sharon and her friend Maria are at a restaurant. A waiter brings them a plate.

Waiter: Here you are.

Sharon: Thank you…erm…excuse me, I don’t think we ordered this.

Waiter: Oh, didn’t you?

Sharon: No…I ordered pasta Alfredo, not lasagne.

Waiter: Oh, let me double-check. (He goes to the kitchen. A few moments later, he comes back.) Ma’am, you’re right. Our kitchen staff got some orders mixed up.

Sharon: How long do I have to I wait before I get my pasta?

Waiter: It’ll be ready any minute. I’m sorry.

Sharon: Oh…it’s all right. As long as it won’t happen again.

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

I don't think we ordered this.

(これ、注文してないと思うんですけど。)

もっと怒っていればI don't thinkはとってThis is not what I ordered.と言えます。thinkはこういう場合、語調を和らげるのに有効です。

pasta Alfredo

(パスタ・アルフレド)

パスタ・アルフレドとはパルメザン・チーズとバターを混ぜてパスタにからめる料理のこと。パスタの熱でチーズが溶けるので、クリーミーな味になります。Alfredoという名は、その昔、このパスタを考案したイタリア人シェフの名(アルフレド)に由来しているそうです。アメリカではかなりポピュラーなメニューのようです。

It'll be ready any minute.

(すぐご用意できます。)

any minuteは「今すぐにも」。

As long as it won't happen again.

(同じことがまた起きさえしなければ。)

よく言われることですが、西洋では自分が害を受けたらそれをちゃんと主張することが求められます。レストランやホテルなどで嫌な目にあった場合には、1)先方が謝罪して来たらIt's all right. As long as it won't happen again.と言って寛大さを演出しつつ念をおす。あるいは、2)先方にIt won't happen again.(二度とこのようなことはいたしません。)と言わせましょう。こう言って来てもまた同じことを繰り返す、ということもあります。そう言う場合にはYou promised it wouldn't happen again.(二度としないって約束しましたよね。)ぐらいは言ってもOKです。

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

シャロンと友人のマリアはレストランにいる。ウェイターが料理を運んでくる。

W: どうぞ。

S: ありがとう…あら…すみません、これ、注文してないと思うんですけど。

W: え、そうですか?

S: いいえ…私はパスタ・アルフレドを注文したんです、ラザニアじゃないです。

W: おや、確認させて下さい。(ウェイターはキッチンに行く。しばらくたって戻ってくる。)お客様のおっしゃる通りです。キッチンのスタッフが注文を取り違えてしまいまして。

S: ラザニアが来るまでにどれくらい待たなくちゃいけないんですか?

W: すぐご用意できます。申し訳ありません。

S: あら…いいんです。同じことがまた起きさえしなければ。