女性の英会話劇場Woman's Story

Scene 13-9 中級 Bella Donna

Making waves

Cassie has been helping Malcolm as a product tester for three months. Malcolm gives her some feedback while the two are eating lunch together one day.

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Malcolm: Those reports you did for me last week were really great, Cassie.

Cassie: Really? I’m glad to hear that. I always wonder whether what I’m
writing is actually useful or not.

Malcolm: Useful? It’s invaluable! We’ve actually decided to use quite a
few of the suggestions you’ve made so far.

Cassie: You have? That’s so cool!

Malcolm: That’s not all. The CEO got wind of the reports as well and
asked to see them the other day.

Cassie: Get out of here!

Malcolm: I’m serious. And he was so impressed with what he read that he
asked to meet you.

Cassie: What?!

Malcolm: He wants to talk to you himself. He asked me to find out when
you could come by.

Cassie: Gee, I didn’t realise my reports were making so many waves.

Malcolm: There are a lot of impressed people upstairs. So, are you able
to come up in the next couple of days?

Cassie: Well, I’m stuck in reception during the daytime and can’t really
take any time off, but I could drop by after work if that’s OK
with your CEO.

Malcolm: I’m sure that’s no problem. Well, why don’t we tentatively say
tomorrow evening?

Cassie: That sounds fine. I finish here at 5:30, so how does 6 o’clock
sound?

Malcolm: OK, I’ll talk to him and get back to you.

Cassie: Oh, what’s your CEO’s name, by the way? Just so I know who to
ask for when I go up there.

Malcolm: His name is David Mitchell.

Cassie: David Mitchell. Right. Well, I’ll be waiting to hear from you
then.

To be continued

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

The CEO got wind of the reports as well and asked to see them the other day.

(社長が、レポートのうわさも聞きつけて、この間、それを見せるように言ったんだ。)

“get wind of 〜”は「(うわさ・陰謀・秘密など)をかぎつける」と
いう意味。その他、“wind”を使ったイディオムには、“in the wind”
「(影で何かが)起ころうとして、計画されて」、“like the wind”
「(人・車などが)疾風のように早く」、“whistle in the wind”
「(できないことをしようと)無駄な努力をする」、“get the wind up”
「おびえる、おびえている」などがある。
Ex: The paparazzi got wind that Paris Hilton was in town and
went crazy.
(パパラッチは、パリス・ヒルトンが町にいるうわさを聞いて、
     大騒ぎした。)

Get out of here!

(うそでしょ!)

“Get out of here!”は直訳すると、「ここから出て行け」という意味
だが、この場合では「冗談でしょ!、うそでしょ!、まさか!、有り得
ない!いいかげんにしてよ!」という意味。誰かが、信じられない
ようなことを言った時の、カジュアルな表現。その他、“You've got to
be kidding.”, “That can't be true.”, “Get serious.”,
“No way.”などの言い方もある。
Ex: “I won a house!” “Get out of here!”
「私、家が当たったの!」「うそっ!」

Gee, I didn't realise my reports were making so many waves.

(えー、私のレポートが、そんな反響を呼んでいるとは、思わなかったわ。)

“make waves”は「波風を立てる、波紋を投じる、騒ぎを起す」という
意味。“wave”には「(海・湖・川などの波」の他にも、「(光・音・
電気などの)波、波動、(気象・温度などの)急激な変動、(髪型の)
ウェーブ、波型模様、(地形の)うねり、起伏、手を振ること、高潮、
(人・渡り鳥などの)殺到」などの意味がある。
Ex: If you want to enjoy working here, don't make waves.
(もし、ここで気持ちよく働きたいなら、波風を立てないことだよ。)

Well, I'm stuck in reception during the daytime

(う〜ん、日中は、受付にいて動けない)

“be stuck in 〜”は「〜に縛られている、〜で身動きが取れない、
〜にはまり込んでいる、にっちもさっちもいかない、八方ふさがりで
ある」という意味。“stuck”の原型“stick”には「動けなくさせる、
(仕事などが)行き詰る、困らせる」などの意味がある。
Ex: My car broke down and I was stuck in the snow.
(私の車が壊れて、雪の中で身動きが取れなくなった。)

I finish here at 5:30, so how does 6 o'clock sound?

(ここを5時半に終わるから、6時でどう?)

“How does 〜sound?”は「〜はどう?、〜でいかがですか?、〜でどう
ですか?」という意味。“How does that sound?”「どうかな?、どう
思う?、いかがですか?」と、何かの提案や話の後に続けて言う場合も
ある。
Ex: How does meeting at the east exit sound?
(東口で会うのはどう?)

OK, I'll talk to him and get back to you.

(オーケー、社長と話をして、君に連絡するよ。)

“get back to 〜”は「〜に後で返事をする、折り返し連絡をする、
電話を掛け直す」という意味。その他、“back”を使ったイディオムは、
“back away”「後ずさりする、後退する」、“back to back”「背中
合わせに、助け合って」、“behind one’s back”「内緒で、(人)の
いない所で」、“back and forth”「往復して、あちこち、前後に」、
“take a back seat”「でしゃばらないでおく、目立たないでいる、
一目置く」などがある。
Ex: Can you get back to me later?
(後で連絡してくれる?)

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

M: 先週、君が書いてくれたレポートは、かなり良かったよ、キャシー。

C: 本当に?それを聞いてうれしいわ。いつも、私が書いていることが、
実際に役に立っているのかしらと思っているの。

M: 役に立つ?あれは、すっごく貴重だよ!今までに、君が上げてくれた
提案のかなり多くを、実際に採用することに決定したよ。

C: そうなの?すごい!

M: それだけじゃないよ。社長が、レポートのうわさも聞きつけて、
この間、それを見せるように言ったんだ。

C: うそでしょ!

M: 本当だよ。それで、社長が読んだことに感激して、君に会わせる
ようにって、頼んできたんだ。

C: 何ですって?!

M: 彼は、自分自身で、君と話がしたいんだ。君がいつ来れるか、僕に
確認してくるように、頼んだよ。

C: えー、私のレポートが、そんな反響を呼んでいるとは、
思わなかったわ。

M: 上には、感心している人が沢山いるよ。それで、この2、3日のうちに、
来れるかい?

C: う〜ん、日中は、受付にいて動けないし、休みもあまり取れないから、
もし、社長が良いなら、仕事の後に、寄れるわ。

M: きっと、大丈夫だよ。じゃあ、一応、明日の夜でどう?

C: 良いわよ。ここを5時半に終わるから、6時でどう?

M: オーケー、社長と話をして、君に連絡するよ。

C: あっ、ところで、社長の名前は何?上に行ったときに、誰宛に来たか
言えるようにね。

M: 彼の名前は、デヴィット・ミッチェルだよ。

C: デヴィット・ミッチェル。分かった。じゃあ、連絡待ってるわ。

つづく