Scene 73
Sharon and her friend Maria looking at a magazine.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Maria: Hey, look at these…are these swiss rolls? With green-tea cream and frosting! They look awfully nice!
Sharon: Yeah, it’s making my mouth water…I’ve just realized many magazines and TV shows now feature sweets, the kind you can order from all over the country.
Maria: Yeah, you’re right…I went to my friend’s birthday party the other day, and they had this gorgeous birthday cake, which she said she ordered on the Net.
Sharon: Welcome to the 21st century!
Maria: Let’s see what the magazine has to say about the cake…it’s so scrumptious…take one bite and you’ll melt. Wow!
Sharon: Will this thing really “melt” when you actually eat it? Oh, you can’t trust this kind of sales-talk. And more often than not, these photos are deceiving.
Maria: Oh, come on, Sharon, why do you have to be such a wet blanket?
Sharon: I’m only trying to show the realistic side of life, that’s all…
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
swiss rolls
(ロールケーキ)
ここ1、2年、ロールケーキって流行ってますね…英語でいうとswiss roll。一般的にswiss rollと言うと、外にクリームは塗ってはおらず、ザラメの砂糖が表面にまぶしてあるものを指します。
With green-tea cream and frosting!
(抹茶クリームが中と外にぬってある!)
creamと言うとたいていケーキの中にぬってあるクリームのことを言い、ケーキの表面を覆う「クリーム」のことはアメリカ人ならfrosting、イギリス人ならicingと言います。
It's making my mouth water…
(唾が出てくるわ…)
waterを「口」に使うと「よだれが出る」となり、「目」に使うと「泣いているわけではないけれど涙が出る」という意味になります。
Ex) Are you crying?---No, my eyes are just watering.
(泣いてるの?---違うの、なぜか涙が出てきてるの。)
the kind you can order from all over the country
(全国からどこでもオーダーできるようなタイプの)
「全国から」「全国どこででも」という場合、all over the countryという人は多いですが、across the countryもよく使う表現なので是非覚えて下さい。
Welcome to the 21st century!
(21世紀に生まれててよかったわよね!)
直訳はもちろん「21世紀にようこそ」ですが、「ネットでケーキが注文できる」という21世紀人ならではの「特権」のことを指して今回はこのような言い方をしています。こういうところにwelcomeを使うのは日本語の感覚からするとちょっとわかりづらいのですが…
It's so scrumptious…
(ほっぺたが落ちるほどおいしいって…)
scrumptiousは「ほっぺたが落ちるほどおいしい」という意味。deliciousがもっとグレードアップした形ですね。
Why do you have to be such a wet blanket?
(なんでそういうしらけさせるようなことを言わなくちゃいけないわけ? )
wet blanketとは「座をしらけさせる人」のこと。以下のようなフレーズもあります。
Ex) She always throws a wet blanket on the conversation.
(彼女はきまって話に水を差すの。)
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
シャロンと友人のマリアは雑誌を見ている。
M: ねえ、これ見て…これってロールケーキかしら?抹茶クリームが中と外にぬってある!めちゃくちゃおいしそうじゃない!
S: ほんと、唾が出てくるわ…今気づいたんだけど、雑誌やテレビ番組で最近スイーツを特集してる物って多いわよね、全国からどこでもオーダーできるようなタイプの。
M: そうねえ、たしかに…この間友だちの誕生日パーティーに行ったんだけど、そうしたらすごいステキなバースデーケーキがあってね、彼女曰く、ネットで注文したんだって。
S: 21世紀に生まれててよかったわよね!
M: 何々、この雑誌にはこのケーキのこと、なんて書いてあるの…ほっぺたが落ちるほどおいしいって…一口食べればとろけちゃうって。うっそー!
S: 本当に食べたら「とろけちゃう」のかしらねぇ?やだ、このテのセールス文句は信じられないわよ。それにこういう写真ってけっこう実物よりもきれいに見せるようにとってあるんだから。
M: ちょっと、シャロン、なんでそういうしらけさせるようなことを言わなくちゃいけないわけ?
S: 私は単に世の中の現実的な部分を見せようとしているだけだわよ…
英語では何と言うでしょう?
実にすばらしい。