Scene 93
ブラウスはblouse。そう思っていませんか?blouseという言葉、もしかするとちょっと古いかも…
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Sharon and her friend Maria are talking at a bar.
Maria: You look terrific today!
Sharon: So do you.
Maria: That pink shirt is gorgeous…it goes nicely with your pearls.
Sharon: Pink? Excuse me, but this is “fuchsia”! “Pink” sounds like kids’ colored pencil. Fuchsia is in this year. Don’t you ever read fashion magazines?
Maria: Do you think names matter so much? OK. Look at this cocktail…cosmopolitan…OK, how would you describe this color? I’d call it reddish-brown.
Sharon: Maria, you have an absolutely superb sense of labeling. I’d say “cranberry”.
Maria: Would giving a glass of liquid different names of colors make any difference? A cosmopolitan is a cosmopolitan, still the same!
Sharon: You can have this glass, Maria…”reddish-brown” and “liquid” make me feel like I’m in a chemistry lab.
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
That pink shirt is gorgeous…
(そのピンクのシャツ、すてき…)
ここでいう「シャツ」は「ブラウス」のことです。最近は「ブラウス」のこともshirtと言うのがin(「流行り」のこと。会話でもこの直後に出てくる表現です)のようです。gorgeousは「ステキ」。男性でも、洋服でもなんでも「(うっとりするぐらい)ステキ」なものは何でもgorgeousと言ってしまっていいのです。
Look at this cocktail…cosmopolitan…OK, how would you describe this color?
(このカクテル見て…コスモポリタンだけど…いいわ、このカクテルの色はなんて表現するの?)
コスモポリタンとは、クランベリージュースの入った、ウォッカベースのカクテルのことで、別名「コスモ」とも言います。余談ですが、「カクテル」という言葉はcocktailという言葉がアメリカ発音起源で日本に入ってきたから「カク」テルと言うのであって、イギリスやオーストラリアでは発音は「コクテル」ですね。
Maria, you have an absolutely superb sense of labeling.
(マリア、あなたってまったくとびっきりの名づけのセンスをしてるのね。)
superbは「とびきりの、見事な」という意味ですから、誰かをほめる時にexcellentなどの代わりに是非使ってみたいもの。ところでこういう「ほめ言葉」の形容詞、いくらぐらい使えてますか。10語ぐらいストックを持っていると、いつも同じほめ言葉にならずにすみますよ。今回の会話ではabsolutely superbは皮肉として使われているので、逆の意味になってますけれど。
A cosmopolitan is a cosmopolitan, still the same!
(コスモポリタンはコスモポリタンでしょ、変わりやしないじゃない!)
still the sameは「相変わらず、何も変わらない」という意味。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
シャロンと友だちのマリアはバーにいる。
M: 今日の格好、すごくすてき!
S: マリアもよ。
M: そのピンクのシャツ、すてき…真珠によく合うし。
S: ピンク?失礼ですけど、これは「フーシャ」(鮮やかでかなり紫の強いピンク。「フクシア」という植物から来ている名前です)よ!「ピンク」って言うと子供の色鉛筆みたいじゃないの。フーシャは今年の流行色。ファッション誌、読まないの?
M: 名前がそんなに大事かしら?じゃあいいわ。このカクテル見て…コスモポリタンだけど…いいわ、このカクテルの色はなんて表現するの?私に言わせれば、これは赤褐色。
S: マリア、あなたってまったくとびっきりの名づけのセンスをしてるのね。私なら「クランベリー色」って言うわ。
M: グラス一杯の液体を違った色の名前で呼んだところで何か変化でも生じるわけ?コスモポリタンはコスモポリタンでしょ、変わりやしないじゃない!
S: これ飲んでいいわよ、マリア…「赤褐色」だの「液体」だの、なんだか化学の実験室にいるような気分になってきたから。
英語では何と言うでしょう?
あなたのほうは?