女性の英会話劇場Woman's Story

Scene 105 中級

「ちょっとお手洗い…」を上品に言う方法

「お手洗いはどちらですか。」もしかすると、海外旅行でこれほどお世話になるフレーズもないかもしれない。せっかくだから女性らしく、上品に言いたいもの。他にも「ちょっとお手洗いへ…」を気高く言う方法、教えます。

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Sharon and her friend Maria are at a restaurant.

Sharon: Wow…Maria…this kind of elegant place makes us act elegantly, don’t you think?

Maria: Absolutely, Sharon…I agree!

Sharon: I’m beginning to feel like a queen…oops, I forgot my tiara! (Speaking in a queenlike manner) Will you excuse myself, please, Maria?

Maria: Where are you going?

Sharon: I need to post a letter…

Maria: Queens don’t post letters by themselves!

Sharon: Oh, come on, Maria, “post a letter” is a euphemism for “going to the bathroom”.

Maria: I know, I know, you don’t have to tell me…I thought there might be a letter you literally have to send…

Sharon: So, I’ll go and powder my nose…I have to ask my attendant where the ladies’ room is…(to a waitress) where’s the ladies’ room, please?

Maria: Erm…Sharon, I don’t think queens leave the table in the middle of a meal.

Sharon: Her Majesty is in a desperate situation!

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

Will you excuse myself, please, Maria?

(マリア、ちょっと私、失礼いたしますわ。)

excuse oneselfは「(席を外したりする際に)失礼する」。Excuse me.と単に言ってもいいのですが、今回の言い方の方がぐっと丁寧になります。

Oh, come on, Maria, “post a letter” is a euphemism for “going to the bathroom”.

(ちょっとやだ、マリア、post a letterっていうのは「トイレに行く」っていうのの婉曲表現じゃないの。)

シャロンが言っている通りです。後に出てくるpowder my noseほどはポピュラーではありませんが。

So, I'll go and powder my nose…

(それでは、私、お化粧直しに行ってまいりますわ…)

powder one's noseも「トイレに行く」の婉曲表現です。こちらの方がpost a letterよりもポピュラーで、文字通り「お化粧直しに行く」という意味にもとれますね。

Where's the ladies room, please?

(お化粧室はどちらですか?)

the ladies room(theがついていることに注意)が女性にとっては最もポピュラーで上品な「トイレ」の言い方です。roomを省略してもOK。
Ex) I need the ladies'.
 (お手洗いに行きたいの。)

Her Majesty is in a desperate situation!

(女王陛下はもう我慢できないのです!)

Her Majestyは「女王陛下」という呼びかけです。desperateはこの場合、「トイレに行きたくてしょうがない、我慢できない」という意味になります。

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

シャロンと友人のマリアはレストランにいる。

S: うわぁ…マリア…こういうエレガントな場所にいるとエレガントにふるまっちゃうわ、そう思わない?

M: その通りね、シャロン…同感ですわ!

S: 女王みたいな気分になってきたわ…あらいやだわ、私ったら冠を忘れてしまったわ!(女王のような話し方で)マリア、ちょっと私、失礼いたしますわ。

M: どちらへ?

S: 私、書簡を出しに行かねば…

M: 女王は自分で手紙を出したりしないわよ!

S: ちょっとやだ、マリア、post a letterっていうのは「トイレに行く」っていうのの婉曲表現じゃないの。

M: 知ってるわよ、知ってるって、言わなくてもわかるわよ…本当に出さなくちゃいけない手紙があるのかと思ったのよ…

S: それでは、私、お化粧直しに行ってまいりますわ…供の者にお化粧室はどこかを尋ねなければ…(ウェイトレスに)お化粧室はどちらですか?

M: あの…シャロン、女王は食事の途中で席を立ったりしないと思うんだけど。

S: 女王陛下はもう我慢できないのです!