女性の英会話劇場Woman's Story

Scene 181 中級

お掃除ロボット

数年前より見かけるようになった「お掃除ロボット」。あったらいいなぁ、と思った女性は少なくないはず。さて、英語ではなんと言うのでしょうか。

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Claire is talking with her husband, Dave.

Claire: Is it my turn today?

Dave: Yes, it is.

Claire: Oh no. I wish we were living in a smaller place.

Dave: It’s small enough.

Claire: Even smaller.

Dave: Then there’d be no room for your clothes.

Claire: Or I wish we had one of those vacuum cleaning robots.

Dave: But even then, you’d have to put your clothes back into the closet all by yourself.

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

Is it my turn today?

(今日って私の番?)

少し先まで読んでいただければおわかりのように、この文は Is it my turn to vacuum today?(今日は私が掃除機をかける番?)が省略されたものです。このように、非常に親しい相手との日常会話では、わかりきっている部分は省略されます。日本語でも、例えば、朝出くわしたばかりの友人同士が、その前の晩のテレビ番組のことを暗に指しつつ、「見た?」「見た見た」といった会話をするのと同じです。要するに、全部言わなくてもわかるぐらい親しいのだから、はしょって話しましょう、と言う態度の現れなのです。

Then there'd be no room for your clothes.

(そうしたら、君の洋服を入れる場所がないよ。)

この場合のroomは「部屋」という意味ではなく「スペース」。スペースという意味で使う場合は不可算名詞になります(aやsがつきません)。

Or I wish we had one of those vacuum cleaning robots.

(じゃあ、例のお掃除ロボットがあったらいいのに。)

「お掃除ロボット」はa vacuum cleaning robotと言います。vacuum cleaningは「掃除機をかけること」で、「掃除機」のことをa vacuum cleanerと言います。「お掃除ロボット」はしたがって、a robotic vacuum cleanerとも言えます。

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

クレアは夫のデイブと話をしている。

C: 今日って私の番?

D: そうですよ。

C: うそぉ。もっと家が小さかったらいいのに。

D: 十分小さいよ。

C: さらに小さいのがいい。

D: そうしたら、君の洋服を入れる場所がないよ。

C: じゃあ、例のお掃除ロボットがあったらいいのに。

D: でもそうだとしても、クロゼットに洋服を入れるのは自分一人でやらなくちゃね。