つかえる英会話Daily / Travel

Lesson 556 中級

It can’t hurt.

Sam and her coworker Ken are having lunch at an Italian restaurant.

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Sam and her coworker Ken are having lunch at an Italian restaurant.

Ken: OK, Sam, what are you going to have?

Sam: I think I’ll have course B. Ken, do you want to have my salad? I’ve been avoiding fresh vegetables for health reasons.

Ken: Well, I could, but why don’t you ask them if you could have something else instead? Like some soup?

Sam: Yeah, that’s a good idea.

Ken: Yeah, why not? It can’t hurt.

Sam: (To a waitress) Excuse me…would it be possible to have something other than the salad for course B, some soup, for example?

Waitress: Sorry, we don’t have soup, but let me double-check with the kitchen. (A minute later) Yes, we don’t usually do this, but we can prepare some cooked vegetables just for you.

Sam: Oh, that’s wonderful, I’d love some, please.

Ken: She’s so sweet, isn’t she?

Sam: So she’s your type, I see.

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

I've been avoiding fresh vegetables for health reasons.

(私、健康上の理由で生の野菜は食べないようにしているの。)
health reasonsは「健康上の理由」。「私の」健康上の理由であっても、my health reasonsとは言いません。

Well, I could.

(ああ、食べてもいいよ。)
サムが「サラダを食べない?」と聞いてきたのでケンがこう答えたのですが、こういう場合のcouldは、例えば今回の場合なら「誰も他に食べる人がいないのなら食べてもいいよ」「他に選択肢がないのなら食べてもいいよ」という意味。仕事の依頼を受けた時の応答にも使えます。
Ex: I'm looking for someone who can take part in this project.---I could do it.(このプロジェクトに参加してくれる人を捜しているんだ---私、やってもいいですよ。)

It can't hurt.

(聞いたからってどうなるもんでもなし。)
直訳は「それ(サラダのかわりに何か出してくれるかどうかを聞くこと)は害はない」。ちょっとニュアンスが違いますが、これと一緒に覚えてもらいたい表現にnothing to loseがあります。
Ex) You have nothing to lose. Go for it!(失うものは何もない[→ダメでもともと]。やってみろよ。)

Would it be possible to have something other than the salad for course B, some soup, for example?

(コースBのサラダのかわりに何か他のもの、例えばスープをいただくことはできます?)
Would it be possible to …?はかなり丁寧な頼み方です。Could I possibly have…と頼むのもやはり丁寧ですね。

That's wonderful, I'd love some, please.

(それはすばらしい。ぜひ、いただきます。)
相手がしてきた提案に賛意を表したい時、That's wonderful/fantastic/excellent/marvelous!といって喜びを表現するのは常套手段。また、「それ、いただきます」とお店などで言う時、I'd like thatと言うよりもI'd love thatと言った方が「是非」いただきます、という感じが強くなります。以前、レストランでI'd love thatを連発していたイギリスの上品な老婦人を見かけたのですが、それを聞いて、かっこいいなぁ、と思った記憶があります。

She's so sweet.

(彼女はすごくやさしい。)
今さら、と思うかもしれませんが、人に対してsweetと言えばたいてい、「やさしい」という意味になりますが、sweetには「かわいらしい、感じが良い」という意味もあります。サムの最後のセリフは、あえて後者の意味でケンのセリフを解釈して、ケンをからかっているのですね。

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

サムと同僚のケンはイタリア料理屋でランチを食べている。

K: じゃあサム、何にする?

S: コースBにしようかな。ケン、私のサラダ、いる?私、健康上の理由で生の野菜は食べないようにしているの。

K: ああ、食べてもいいけど、かわりに何か他のものをもらえないか聞いてみたら?スープとか。

S: そうね、いい考えだわ。

K: だろ、聞いてもいいでしょ?聞いたからってどうなるもんでもなし。

S: (ウェイトレスに)すみません…コースBのサラダのかわりに何か他のもの、例えばスープをいただくことはできます?

Waitress: 申し訳ありません、スープはご用意がないんです、でもキッチンに確認してみますね。(しばらくたって)はい、普段はこういうことはしないのですが、お客様のためだけに温野菜をご用意できます。

S: あら、それはすばらしい。ぜひ、いただきます。

K: 彼女、すごくやさしいじゃない?

S: なるほど、彼女があなたのタイプってわけね。