Lesson 569
Ken goes up to his colleague Claire and asks for help.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Ken goes up to his colleague Claire and asks for help.
Ken: Claire, I need your help.
Claire: I’m always at your service, sir.
Ken: I’m trying to recall the name of this book whose review I read last night. It’s on the tip of my tongue and I know what it’s about, but just can’t remember the name.
Claire: Well, I don’t know if I can be of any help, but OK, tell me what the book is about.
Ken: It’s about sheep…sheep trying to solve a murder case.
Claire: What? You mean the sheep bleating and being counted and all that?
Ken: Yeah, that sheep. Sounds pretty wild, doesn’t it? Anyway, these sheep try to figure out who killed their shepherd. They talk, of course, in their own way.
Claire: It surely sounds like an interesting read, but sorry, it doesn’t ring a bell. Why don’t you search it on the Net?
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
I'm always at your service.
(いつでもご用件をうけたまわります。)
これは通常、サービス業の人が使うセリフです。at your serviceは「ご自由に」という意味。
Ex) My room is at your service while I'm away.
(私がいない間、私の部屋は自由に使ってください。)
It's on the tip of my tongue.
(のどまで出かかっている。)
日本語は「のど」まで出かかっている、ですが、英語はon the tip of my tongue(舌の先まできている)ですから、そのもどかしさぶりがよりよく伝わってきますね。ちなみにtipを使った表現の代表格と言えばtip of the iceberg.(氷山の一角)ですね。
Ex) The latest incident is just the tip of the iceberg.
(ついこの間の事件は氷山の一角に過ぎない。)
I don't know if I can be of any help.
(力になれるかどうかはわからない。)
be of any helpはhelpの言い換えとして使えます。be of any helpの方が丁寧な言い回しです。
Ex) Can I help you?
(手伝いましょうか?)
Can I be of any help?
(お力になれることはありますか?)
sheep trying to solve a murder case
(殺人事件を解決しようとする羊)
「○○事件」はcaseと言います。robbery case (強盗事件)bribery case(贈収賄事件)など。
You mean the sheep bleating and being counted and all that?
(羊って、メーメー鳴いて一匹二匹って数えられちゃったりする、あの羊のこと?)
… and all thatは今回のように複数のものを羅列した上で「などなど」「とか何とか」と言いたい時に使います。being countedは「眠れない時には羊を数える」という風習から来ています。
These sheep try to figure out who killed their shepherd.
(この羊たちが、誰が自分たちの羊飼いを殺したのか見つけ出そうとするんだ。)
昔、sheepは「不可算名詞」と教わりましたよね。なぜthese sheepなの?と思いませんでしたか。答えは簡単。sheepという単語は「複数」になっても絶対にsをつけない!…この原則さえ守れば後は普通の「数えられる名詞」と同じように扱ってよいのです。つまり、one sheep, two sheep, three sheepと数えますし、二匹以上の羊が主語の場合、動詞は(今回のtryのように)sはつきません。fishも同じ扱いです。
figure outは「解決する」「答えをさがす」という意味。
an interesting read
(おもしろい読み物)
readは「読み物」という名詞形もあるんです。
It doesn't ring a bell.
(思いあたるものはない。ピンと来ない。)
ring a bellは「ピンと来る」「思い当たる」。theではなくa bellですので、注意してくださいね。(私はその昔間違えてネイティブの友人に笑われたことがあります…)
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
ケンは同僚のクレアのところまで行って、助けを求める。
K: クレア、助けてほしいんだけど。
C: いつでもご用件はうけたまわりますよ。
K: 昨日の晩読んだ書評の本の題名を思い出そうとしてるんだ。のどまで出かかってるし、どんな話かは覚えてるんだけど、名前だけが思い出せないんだ。
C: うーん、力になれるかどうかはわからないけど、いいわ、どんな本か言ってみて。
K: 羊についての本なんだ…羊が殺人事件を解決しようとするね。
C: 何ですって?羊って、メーメー鳴いて一匹二匹って数えられちゃったりする、あの羊のこと?
K: そう、その羊。けっこうハチャメチャな話だろ?ともかく、この羊たちが、誰が自分たちの羊飼いを殺したのか見つけ出そうとするんだ。奴らはしゃべるんだよ、もちろん、やつら独自のやり方でね。
C: たしかにおもしろい読み物みたいだけど、ごめん、思いあたるものはないな。ネットで検索してみれば?
英語では何と言うでしょう?
まあまあです。