Lesson 597
Claire has just walked into the office. Ken, her colleague, is at his desk.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Claire has just walked into the office. Ken, her colleague, is at his desk.
Claire: So Ken…do I look any different to you?
Ken: Um…well…ah…yes, you’ve had your hair cut?
Claire: Well done, Ken. So even you’ve noticed it.
Ken: Claire? What are you on about?
Claire: Well, I had my hair cut yesterday, but when I got home, my husband didn’t say a word about it, though he did know I went to the hairdresser’s. At first, I gave him a chance, thinking perhaps he was occupied with something more important. But in the end, I realized he just wasn’t being observant. Husbands do disappoint their wives, that’s for sure.
Ken: To tell you the truth, Claire, I might not have noticed it myself if you hadn’t asked me in the first place. It’s a very subtle change that you’ve done to your hair, you know.
Claire: I’d let you off if you couldn’t figure out what was different about my hair…but he’s different! He’s my husband! He’s got a responsibility to notice things like that!
Ken: (Sighs) Why don’t you try skinhead next time? Then he’d have no excuse…
Claire: Ha, ha. That’s very funny.
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
At first, I gave him a chance.
(最初はまあ許してあげたのよ。)
give + 人 + a chanceで「チャンスをあげる、許してあげる、大目に見る」という意味です。
Husbands do disappoint their wives, that's for sure.
(亭主っていうのは妻を失望させるのよね、間違いなく。)
for sureは「確実に」という意味。何か文を言った後で「まったくもってそうなんだ」とだめ押しをしたい時、今回のように that's for sureと付け加えればいいわけです。
I might not have noticed it myself if you hadn't asked me in the first place.
(僕も君がそもそも尋ねなかったら気がつかなかったかもしれないんだ。)
in the first placeは「最初の時点で、そもそも」。at the beginningも「最初の時点で」ですが、「そもそも」という意味合いで使うことはまずありません。「そもそも」の他の言い方にはto begin withがあります。
Ex) When it's so cold like this, I don't feel like going out to begin with.
(こんなに寒くなると、そもそも出かける気にもならない。)
I'd let you off.
(あなたは許してあげるわよ。)
let offには色々な意味がありますが、人に関して言う時は「許す、放免する」という意味になります。警察が被疑者を放免する、などという文脈でも使われますが(The police let the suspect off.)日常会話で気軽に「許してあげる」と言う時には I'll let you off.と言えるのです。
Ex) Sorry, I forgot to mail your letter.---I'll let you off this time.
(ごめん、手紙を投函するのを忘れてしまった。---今回は許してあげる。)
That's very funny.
(何言ってるのよ。)
本来の意味は「とてもおもしろい」ですが、通常はこのように、相手がおもしろいつもりで言ったことに対して「何言ってるの」と憤慨して言いたい時に皮肉っぽく使います。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
クレアは会社に着いたばかり。同僚のケンはデスクにいる。
C: それではケン…私、どこか違うように見えて?
K: うーん…えっと…あー…わかった、髪の毛切ったんだ?
C: 正解。ってことはケンですら気がついたってわけだわね。
K: クレア?何言ってるんだい?
C: いえね、昨日髪を切りに行ったのよ、で家に帰ったら主人がそのことについて何も触れないわけ、私が美容院に行ったってことは知ってるっていうのに。最初はまあ許してあげたのよ、もしかしたらもっと重要なことに気を取られているのかと思ってね。でも結局は、彼が単に注意していないってことがわかったの。 亭主っていうのは妻を失望させるのよね、間違いなく。
K: 本当のことを言うとね、クレア、僕も君がそもそも尋ねなかったら気がつかなかったかもしれないんだ。 ほんのちょっとしか髪型がかわっていないからね、わかってると思うけど。
C: 私の髪型が変わったことに気づかなくてもあなたは許してあげるわよ…でもあの人は違うの!私の夫なんだから!彼はそういうことに気づく責任があるんだから!
K: (ため息)次はスキンヘッドにしてみたら?そうしたらご主人も言い訳ができないから…
C: ハハハ。何言ってるのよ。
英語では何と言うでしょう?
あなたのほうは?