Lesson 615
Claire is interviewing for her magazine a university professor, who is an accomplished linguist.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Claire is interviewing for her magazine a university professor, who is an accomplished linguist.
Claire: So Professor Kahn, do you think there’s a quick tip or a shortcut to acquire any language?
Kahn: No, I don’t think so. There are so many books and language-teaching methods with such catchphrases as “easy way”, but to acquire any language, you need to go through countless cycles of learning, memorizing and practicing.
Claire: But I guess some people are better at mastering a language than others…
Kahn: In order to improve any foreign language, you have to be…for lack of a better word…adventurous.
Claire: Could you elaborate on that, please?
Kahn: We all have to remember that language learning involves plenty of adventures you encounter new words, new alphabet, new grammar, new culture…and the most important of all, new people. Once you get a grasp of the language, you get to know new people, communicate with entirely new groups of people. But these new, interesting people won’t come to you. You have to go to them.
Claire: I see.
Kahn: So you have to be ready to go and meet these people, talk to them, and share some time with them. Don’t be afraid of making mistakes. Every failure is a stepping stone to success.
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
You have to be…for lack of a better word…adventurous.
(外国語を上達させるためには…なんといいますか…冒険心に富んでいなければならないのです。)
今回は、皆さんに英語学習のエールを送るつもりでこの会話を作成しました。adventurousであることは本当に重要なこと。この言葉には、「ワクワクする心を忘れない」「どんどん挑戦する」という意味と「失敗を恐れない」という意味とがこめてあります。がんばりましょうね!
for (a) lack of better wordは「他にもっとよい言葉がないので」という意味。lackのかわりにwantを使ってもOKです。
Could you elaborate on that, please?
(その点について詳しく説明していただけますか?)
elaborate on…は「…を詳述する」という意味。ちょっと堅苦しい表現ですから、会議や質疑応答の時に重宝します。この1文をまるごと覚えておくと便利です。
once you get a grasp of the language
(その言語を理解すれば)
get a grasp of…は「…を理解する、把握する」という意味。get a clear grasp of…で「…を正確に把握する」get a good grasp of…で「…をよく理解する」となります。
Every failure is a stepping stone to success.
(いかなる失敗も成功への足がかりなのですから。)
同じような表現にFailure is the mother of success.(失敗は成功の母。)Failure breeds success.(失敗が成功を産む。)があります。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
クレアは雑誌用に、語学に堪能な大学教授にインタビューしている。
C: ではカーン教授、いかなる言語であれ、習得する上での裏技や近道はあるとお考えですか?
K: そうは思いません。本でも言語学習法でも「楽にできる方法」といったキャッチフレーズをうたったものは多いですが、どんな言葉であれ、習得するためには、学んで覚えて練習する、ということを何度も繰り返さなければいけないのです。
C: ですが、言語を習得するのが他の人にくらべると上手だという人もいると思うのですが…
K: 外国語を上達させるためには…なんといいますか…冒険心に富んでいなければならないのです。
C: その点について詳しく説明していただけますか?
K: 言語習得というものは冒険でいっぱいだということを我々は忘れてはいけないのです。新しい単語、新しいアルファベット、新しい文法、新しい文化…そして、もっとも大事なのは、我々は言語を習得するにあたって、新しい人々に出会うということです。その言語を理解すれば、新しい人々に出会い、まったく新しい種類の人たちとコミュニケーションをとるようになるのです。でもこの新しく、おもしろい人々はむこうからやってくるわけではありません。こちらから会いにいかなければ。
C: なるほど。
K: ですから、出向いて行ってこういった人々に会い、話をし、時間を一緒に過ごす心づもりができていないといけません。間違いをおかすことを恐れていてはいけません。いかなる失敗も成功への足がかりなのですから。
英語では何と言うでしょう?
仕事の調子はどうですか?