Lesson 649
Ken and her colleague Claire are at a cafe. He wants to have a conversation with her in private.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Ken and her colleague Claire are at a cafe. He wants to have a conversation with her in private.
Ken: What are you having?
Claire: Oh, just coffee.
Ken: Are you sure? I’m buying.
Claire: So what do you want?
Ken: How did you know I was going to ask you to do me a favor? Well, let me come straight to the point. I want you to write a letter, an e-mail, rather, for me.
Claire: Ah, that’s going to cost a lot! You know that?
Ken: Of course. That’s why I’m ready to buy you anything. Look, this woman I’ve been working with for the next fashion issue seems to be cross with me…because either I said something rude or she doesn’t like the way I do my job. Anyhow, I don’t want to worsen our relationship, which is purely business, but I’m hopeless at making women feel better. And I thought…ah, Claire would be the No.1 person to ease people’s feelings.
Claire: Flattery doesn’t become you, Ken…anyway, is the woman anybody I know?
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
I'm buying.
(おごるよ。)
「(人に食事などを)おごる」には色々な表現がありますが、いちばんポピュラーでいちばん簡単な言い回しがbuyです。文脈で誰に何をおごるか、ということさえわかれば今回のようにシンプルな文でいいのですが、あえて「誰に何を」と言いたい場合には例えば次のようになります。
Ex) Let me buy you a full dinner.
(フルコースの食事をおごるよ。)
So what do you want?
(で、何が目的なわけ?)
What do you want?は文字通り「何をお望みなの?」という意味ですが、かなり高圧的な言い方です。今回はケンが「おごる」などと言って下手に出ているので、クレアが何か下心があるのを察知してこう言っているのですね。ある程度気のおけない間柄なら冗談と受け取れるので問題ありませんが、この表現は使う相手と場所を選ばないといけません。
Let me come straight to the point.
(本題に入らせてもらうよ。)
come straight to the pointは「単刀直入に言う、「(いきなり)本題に入る」という意味です。
I want you to write a letter, an e-mail, rather, for me.
(クレアに手紙、っていうかメールだね、を代筆してほしいんだ。)
「誰かに代わりに何かをしてもらう」と言う場合にはwrite (phone etc) for meとforを使います。forの代わりにinsteadを使うということはまずありません。
I don't want to worsen our relationship, which is purely business.
(彼女との関係を悪化させたくないんだ、関係って言っても純粋にビジネス上のものだけど。)
男女のrelationshipと言うと普通、「男女ならではの関係」という意味にとられかねません。なので、ケンはここであえて「純粋にビジネス上のものだ」とことわっているのですね。
Flattery doesn't become you.
(お世辞はあなたには似合わないわよ。)
becomeには「似合う」という意味があります。そこから派生したbecomingという形容詞もまた「似合っている」という意味になります。
Ex) Black is very becoming.
(黒はとてもお似合いですよ。)
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
ケンと同僚のクレアはカフェにいる。ケンは二人だけで話したいことがあるのだ。
K: 何にする?
C: うん、コーヒーだけでいいわ。
K: 本当に?おごるよ。
C: で、何が目的なわけ?
K: 何か頼み事をするってどうしてわかったんだい?じゃあ、本題に入らせてもらうよ。クレアに手紙、っていうかメールだね、を代筆してほしいんだ。
C: あら、高くつくわよ!わかってるでしょうね?
K: もちろん。だから何でもおごるって言ってるでしょ。実は、次のファッション特集号用に一緒に仕事している女性が僕の事を怒っているらしいんだ…理由は、僕が何か失礼な事を言ったか、それとも僕の仕事のやり方が気にくわないかどっちかなんだけどね。とにかく、彼女との関係を悪化させたくないんだ、関係って言っても純粋にビジネス上のものだけど、でも僕は女性の気持ちをなだめるのがからっきしダメでね。で、思ったんだ…そうだ、クレアなら人の気持ちを落ち着かせてくれるのに最適の人だってね。
C: お世辞はあなたには似合わないわよ、ケン…まあいいわ、その女性って私の知ってる人?
英語では何と言うでしょう?
あなたのほうは?