つかえる英会話Daily / Travel

Lesson 683 上級

Look a gift horse in the mouthって?

Look a gift horse in the mouthという表現、もともとは「馬の口の中を見て馬の年齢をチェックした」という昔の習慣に由来しているというのですが…果たしてどんな意味なんでしょうか?この他、before I forget, little something, not my dayなど、知ってるとお得なフレーズ満載。

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Claire is talking to her colleague Ken at the office.

Claire: Oh, Ken, before I forget, Kate said she wants you to call her immediately.

Ken: Oh, thanks…what does she want? Do you have any idea?

Claire: Well, it’s either she wants to buy you lunch because it’s your birthday or she has finally found out it was you who broke her computer a year ago.

Ken: Either way, I don’t think it’s my day today…

Claire: Don’t be horrible! Kate always means well.

Ken: Well-meaning doesn’t necessarily signify well-being of people around her.

Claire: Just call her and find out what she wants. I’m curious. (Ken calls Kate.) So? What did she say?

Ken: She has a little something for my birthday…oh no…

Claire: Never look a gift horse in the mouth.

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

before I forget

(忘れる前に言っておくわ)
「忘れる前に」というのが直訳ですが,意味としては今回のように「言っておく」あるいは「見せておく」などと、文脈によって意味が加わってきます。
Ex) Before I forget, here's his number.
 (忘れる前に渡しとく,これ、彼の電話番号。)
純然と「忘れる前に」というだけの意味で用いることもあります。
Ex) Before I forget, let me introduce you to him.
 (忘れる前に,彼にあなたをご紹介しておきましょう。)

Either way, I don't think it's my day today…

(どっちにしても、今日はついてない気がする…)
either wayは「どっちにしても」。
Ex) Either way, it's OK with me.
 (どっちにしても私は大丈夫です。)
not my day とは「ついてない日」のこと。Today's not my day.と言っても同じです。

Well-meaning doesn't necessarily signify well-being of people around her.

(悪気がないからと言って彼女のまわりの人間が幸せになってるとはかぎらないよ。)
well-meaningは「善意があるということ」、well-beingは「幸せ」。signifyは「意味する」。

She has a little something for my birthday…

(誕生日にちょっとしたものを持ってきたんだって…)
little somethingとは文字通り「ちょっとした何か」のこと。プレゼントのことを指すことが多いですね。日本語の「たいしたものじゃないんですけど…」に感覚的に近いです。
Ex) Here's a little something for you.
 (これ、ささやかですが。)

Never look a gift horse in the mouth.

(もらいものにケチをつけるもんじゃないわ。)
その昔,馬を買う時には口の中を見てその年齢を判断したそうです。そこからlook a gift horse in the mouthは「もらいものにケチをつける」という意味になったようです。通常,今回のように否定形で使います。

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

クレアはオフィスで同僚のケンと話をしている。

C: ああ、ケン,忘れる前に言っておくわ,ケイトがすぐ電話ほしいって。

K: あ、ありがとう…何の用だろう?どう思う?

C: そうね、お誕生日だからお昼をおごりたいのか、それとも一年前に彼女のコンピューターを壊したのはあなただってやっと気づいたか、どちらかだわね。

K: どっちにしても、今日はついてない気がする…

C: ひどいこと言わないの!ケイトに悪気はないんだから。

K: 悪気がないからと言って彼女のまわりの人間が幸せになってるとはかぎらないよ。

C: とにかく電話して何の用かきいてみなさいよ。私、知りたいのよ。(ケンはケイトに電話する。)それで?彼女なんだって?

K: 誕生日にちょっとしたものを持ってきたんだって…まいったなぁ…

C: もらいものにケチをつけるもんじゃないわ。