Lesson 698
日本語では「ほら、信号、青だよ」などと言いますが、英語では果たして「青」なんでしょうか、「緑」なんでしょうか?
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Claire is at a crosswalk. Just when she's about to cross, she notices an old woman is standing beside her, looking puzzled.
Claire: Erm…if you wouldn’t mind, shall I walk you to the other end?
Woman: Oh…that’s awfully kind of you, young lady…but I walk very slowly…I don’t want to endanger your life by accepting your offer.
Claire: Oh no…I’ll be all right! Besides, this light stays green for another couple of minutes.
Woman: Oh, is that so?
Claire: Yes, I’m positive. I cross here more than 10 times a day.
Woman: Ten times? That’s a lot…what makes you so busy…you and your beloved one live across from each other?
Claire: (Laughing) Well, I wish it could be that romantic…no, it’s because of my work.
Woman: I see…oh, the light has changed again!
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
If you wouldn't mind, shall I walk you to the other end?
(よろしかったら、あちらまでご一緒しましょうか。)
if you don't mind…も十分ていねいな聞き方ですが、if you wouldn't…とすると、ていねい度はさらにアップします。今回は横断歩道を渡るのをご一緒しましょうか、と聞いているのでto the other end(横断歩道の向こう「岸」まで)と言っています。
I don't want to endanger your life by accepting your offer.
(お申し出をお受けしてあなた様の命を危険にさらすわけにはいきませんわ。)
Besides, this light stays green for another couple of minutes.
(それに、この信号はあと2分ぐらいは青のままですから。)
信号の「青」は英語ではgreenが正解。日本語では「緑」という人もいますが(特に子どもはそうですね)英語では必ずgreenです。
Oh, is that so?
(あら、そうなんですの?)
Really?と言うよりもこう言った方が上品な響きがします。男女ともに使えます。
Yes, I'm positive.
(ええ、絶対に、そうです。)
yesと自身をもって答えたい時はこのように言います。
You and your beloved one live across from each other?
(愛する人と通りをはさんで住んでいらっしゃるの?)
belovedは「最愛の、いとしい」ということ。「最愛の人」と言うと「恋人/夫」を連想するかもしれませんが、英語の場合は恋人でも夫/妻/パートナーでも子どもでもbeloved oneと言えます。
The light has changed again!
(また信号が変わってしまったわ!)
「信号が変わる」はthe light changesです。「信号が変わるまで待ちなさい」であればWait for the light to change.となります。lightには必ずtheがつくことに注意。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
クレアは横断歩道にいる。クレアは渡ろうとした瞬間、彼女のそばに困った様子をした年老いた女性が立っていることに気づく。
C: あの…よろしかったら、あちらまでご一緒しましょうか。
W: まあ…それはそれはご親切にありがとうございます、お嬢さん…でも私、歩くのが遅うございましてね…お申し出をお受けしてあなた様の命を危険にさらすわけにはいきませんわ。
C: いえいえ…私なら大丈夫です!それに、この信号はあと2分ぐらいは青のままですから。
W: あら、そうなんですの?
C: ええ、絶対に、そうです。この横断歩道を私、一日10回は横断するんです。
W: 10回も?それは多いわね…でもなぜそんなにお忙しいの…愛する人と通りをはさんで住んでいらっしゃるの?
C: (笑いながら)いえ、そんなロマンチックなことならいいんですけどね…違うんです、仕事のせいなんですよ。
W: そうでしたか…あら、また信号が変わってしまったわ!
英語では何と言うでしょう?
はじめまして,小泉さん。