Lesson 699
チャットあるいはIM(インスタント・メッセージ:メールをやりとりするのではなく、ネットワークを使ってリアルタイムで一対一でメッセージを送りあう)ってやったことありますか?brb, j/k, ttyl, icはいずれもチャットなどで活躍する略語ですが、友だちへのメールにも使えます。日本語のメールの最後にシグナチャーがわりに使うこともできますよ。
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Ken is talking to Claire, his colleague, at the office.
Ken: Do you do IM?
Claire: Yeah, not so often though.
Ken: Can you help me decipher these letters? (Ken hands to Claire a piece of paper with some scribble on.)
Claire: Let’s see…brb…it’s for “be right back”…j/k for “just kidding”…ttyl is “talk to you later”…and…ic is “I see.”
Ken: Hey, you know things.
Claire: So…you’ve been reading a book for IM beginners?
Ken: Almost. I was doing IM last night with my friend, and he sent me these letters. I didn’t want to humiliate myself by asking him what they meant…
Claire: And you scribbled them down…gosh, these messages were surely instant, weren’t they?
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
Can you help me decipher these letters?
(この文字を解読するの手伝ってくれる?)
decipherは「解読する」。暗号などを解読する、という時に使いますが、以下のような使い方もします。
Ex) I'm trying to decipher his latest book.(彼の最新本を解読しようとしてるんだ[その本がかなり難解であることを示します])
Hey, you know things.
(へえ、物知りじゃん。)
thingsとありますから「物ごとを知っている」ということ。
I didn't want to humiliate myself by asking him what they meant…
(ヤツに意味を聞くなんて屈辱的なことしたくなかったし…)
humiliateは「(人)に屈辱的な思いをさせる」。他人に質問をすることは「屈辱的行為」だと思っている男性も少なくないようですね…
These messages were surely instant, weren't they?
(このメッセージもずいぶんと早く伝わったこと。)
これはもちろん皮肉です。インスタント・メッセージはメッセージがインスタント(瞬時)にやり取りできるからそういう名前がついているのですが、ケンは次の日になってようやく受け取ったメッセージの意味がわかったのですから、クレアに「ずいぶんと早く伝わったこと」と皮肉られたのです。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
ケンはオフィスで同僚のクレアと話をしている。
K: インスタント・メッセージってやる?
C: うん、そんなに頻繁にではないけどね。
K: この文字を解読するの手伝ってくれる?(ケンはクレアに走り書きの書いてある紙を渡す。)
C: なになに…brb…これは “be right back”(すぐ戻ります)…j/k は “just kidding”(冗談よ)…ttyl は “talk to you later”(また後でね)…それから…ic は “I see”(わかった)。
K: へえ、物知りじゃん。
C: それで…ケンはインスタント・メッセージ初心者用のテキストでも読んでるわけ?
K: そんなもんだね。昨晩友だちとインスタント・メッセージをやっててさ、そいつがこの文字を送ってきたんだよ。ヤツに意味を聞くなんて屈辱的なことしたくなかったし…
C: それでメモったってわけ…まあまあ、このメッセージもずいぶんと早く伝わったこと。
英語では何と言うでしょう?
順調です。