Lesson 715
知り合いの外国人の家に招かれたら、何を手土産に持って行きますか?知り合いを家に招いたら、何から会話を始めますか?西洋流おつきあいのマナー、お教えします。
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Claire and her husband Dave have just arrived at her acquaintance's house, where a party takes place. Claire rings the doorbell.
James (Claire’s acquaintance): Claire! Welcome!
Claire: Hello, James. Thank you for inviting us. (Introducing her husband) Oh, this is Dave.
James: Thank you for coming, Dave. (James and Dave shake hands.) Did you get here all right?
Dave: Yes, thank you. Nice to meet you, James. It’s a beautiful house!
James: Do you think so? Oh, do come in.
Claire: James…I’ve brought you some wine and chocolate.
James: Oh, thank you…
Dave: (Handing some flowers to James) And this is for your wife.
J: Oh, they’re beautiful, thank you very much. Please have a seat…and make yourselves comfortable. Let me get some drinks for you…what would you lik e?
C: Can I have some beer, please? Oh, sorry, may I use your bathroom?
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
Thank you for inviting us. Oh, this is Dave.
(お招きいただいてありがとう。あ、デイブです。)
招待を受けた知人の家に着いたらまずお礼を言います。そして、連れがいたら紹介する…日本と何もかわりません。ジェームズはデイブ=クレアの夫、ということがわかっているのでThis is Dave.だけですんでいますが、もちろん、This is my husband, Dave.(夫のデイブです)と紹介することもあります。
Thank you for coming.
(来てくれてありがとう。)
誰かを家に招いたら、このように言って会話を始めます。こちらまで来てくれてありがとう、とあえて相手の「ご足労」に感謝の意を表したい場合にはThank you for coming over.と言います。
Did you get here all right?
(ここはすぐわかった? )
何はさておき、ここ(here)には無事着き(get all right)ましたか、と聞いてみましょう。
It's a beautiful house!
(すてきなお宅ですね! )
まずはほめ言葉から。英語では会話を始めるきっかけとしてよく相手の持ち物(洋服、バッグなど)をほめますが、家に招かれた場合には相手の持ち物をほめるのはちょっと場にそぐわないです。何らかの理由で家をほめられない場合にはIt's a beautiful neighborhood.(この辺りはすてきですね)などと言ってほめてみましょう。
I've brought you some wine and chocolate.
(ワインとチョコレートを持って来たんだけど。)
西洋では個人の自宅に招かれた場合、ワインとチョコレートと花束(会話にもあるように、花は招かれた家の奥さんに差し上げるという趣旨)を持って行けばまず間違いがないと言われています。日本人である強みを活かして日本的なものを持って行く、というオプションもあります。おみやげにちなんだ会話で盛り上がることもできる…かもしれません。
手土産を渡すときは「つまらないものですが」と謙遜する必要はありません。今回のようにI've brought you…とストレートに言ってもいいですし、This is for you.(どうぞ)と言って渡してもいいです。あえて「つまらないもの」と言いたいのであればI've brought you a little something.と言います。
Please have a seat…and make yourselves comfortable.
(おかけください…楽にしてくださいね。)
これもお決まりの文句です。comfortableのかわりにat homeと言っても同じことです。
May I use your bathroom?
(お手洗いをお借りしてもいいですか?)
個人の家でお手洗いを使いたい場合、このように言います。いくらていねいな言葉だからといってpowder room/ladies' room(この二つはホテルなど公共の施設の「化粧室」を指す言葉)などとは言いません。toiletは直接的に過ぎるのでNGです。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
クレアと夫のデイブは、パーティーが催されている彼女の知り合いの家に着いたばかり。クレアが呼び鈴を押す。
J(クレアの知り合い): クレア!いらっしゃい!
C: こんにちは、ジェームズ。お招きいただいてありがとう。(夫を紹介する)あ、デイブです。
J: デイブ、来てくれてありがとう。(ジェームズとデイブは握手をする。)ここはすぐわかった?
D: ええ、おかげさまで。はじめまして。すてきなお宅ですね!
J: そうですか?ああ、どうぞお入り下さい。
C: ジェームズ…ワインとチョコレートを持って来たんだけど。
J: ああ、ありがとう…
D: (ジェームズに花を渡して)それから、これは奥さんに。
J: ああ、きれいだ、どうもありがとう。おかけください…楽にしてくださいね。飲み物を何か差し上げましょう…何がいいですか?
C: 私はビールをいただけますか?あ、ごめんなさい、お手洗いをお借りしてもいいですか?
英語では何と言うでしょう?
あなたのほうは?