つかえる英会話Daily / Travel

Lesson 718 中級

カジュアル・フライデー

「カジュアル・フライデー」(金曜日だけ普段よりもカジュアルな服装で出勤してよいとする)ってところで正しい英語なの?

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Claire and her colleague Ken are talking at the office.

Claire: Have you seen Tom today?

Ken: No…why?

Claire: No, I just wanted to…um…did you see what he’s wearing today?

Ken: You mean Tom?

Claire: Yeah. He’s wearing sandals! Can you believe that?

Ken: It’s Casual Friday, Claire.

Claire: I know. But Casual Friday is not a day when everyone is allowed to wear whatever he likes.

Ken: Well, but wearing sandals won’t decrease his efficiency.

Claire: It does mine! I don’t want to work seeing his toes!

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

You mean Tom?

(彼ってトムのこと?)
会話には省略や未完成な文章などがつきものなので、相手が言ったことを自分がきちんと理解できているかどうか、色々な方法で確かめる必要があります。「○○ってXXのこと?」と聞き直したい場合にはYou mean…?と言えば足ります。英語は日本語よりもこのような「会話を軌道修正するツール」をふんだんに備えている言語と言えます。
Ex) I saw her sister.---You mean her big sister?
 (彼女の姉/妹に会ったんだ。---彼女のおねえさんのこと?注:sisterは「姉」にも「妹」にもなり得るので、このような質問が時には必要になります)

It's Casual Friday, Claire.

(今日はカジュアル・フライデーだよ、クレア。)
「カジュアル・フライデー」は英語をカタカナ表記したものです。そもそもは北米・カナダで始まったCasual Friday(Dress-Down Friday, Casual Dayとも呼ぶ)ですが、「カジュアル」といっても短パンやビーチサンダル、あまりに露出が激しい服などは御法度というところが少なくないようです。

Well, but wearing sandals won't decrease his efficiency.

(でもさ、サンダルを履いてるからってそれでトムの効率が下がるわけじゃなし。)
decrease one's efficiencyで「(仕事などの)効率が下がる」。

I don't want to work seeing his toes!

(あの人のつま先を見ながら仕事したくないわ!)
toesは「つま先、足先」。big toeというと「足の親指」になります。

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

クレアと同僚のケンはオフィスで話をしている。

C: 今日、トム見た?

K: いや…どうして?

C: ううん、ただね…えー…彼の服装、見た?

K: 彼ってトムのこと?

C: そう。サンダル履いてるのよ!信じられる?

K: 今日はカジュアル・フライデーだよ、クレア。

C: 知ってるわよ。でもカジュアル・フライデーって何を着てもかまわない日ってわけじゃないでしょ。

K: でもさ、サンダルを履いてるからってそれでトムの効率が下がるわけじゃなし。

C: でも私の効率は下がるのよ!あの人のつま先を見ながら仕事したくないわ!