つかえる英会話Daily / Travel

Lesson 399 中級

Back seat driver

Adrian is having an argument with his wife Kylie about Kylie's mother.

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Adrian is having an argument with his wife Kylie about Kylie's mother.

A: Adrian
K: Kylie

A: That’s the last time I drive your mother anywhere! She’s
unbearable! I’ve never met a worse back seat driver in my
life!

K: Honey, you know Mum’s been jumpy ever since that guy ran into
her.

A: That was six months ago! You’d think she’d be over it by now.

K: It was a big shock for her. And you know she’s never liked
driving. Just getting behind the wheel makes her nervous.

A: That doesn’t give her the right to criticise my driving. I
mean, she didn’t shut up for the whole trip!

K: Well, you were going a little fast, Adrian.

A: I was going the same speed as everyone else! Honestly! Next
time you need to take your mother somewhere, do me a favour
and drive her yourself, OK?

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

That's the last time I drive your mother anywhere!

(おまえのお母さんはもう車に乗せないからな!)
“That's the last time 〜"で「もう〜するのはこれっきり(最後)」と
  いう言い回しになる。文としては肯定文のように見えるが、否定の意味
の文になる。
相手の言うことを信じて行動したら、とんでもない結果になった場合な
どに用いる。
Ex: That's the last time I trust you!
(もうおまえのことは信じない!)

I've never met a worse back seat driver in my life!

(今までこんなうるさい同乗者は初めてだ!)
“I've (I have) never + 過去分詞形" で「今まで〜ない」の意味に
なる。今までに一度も経験したことのない事を言う時に用いる。
“back seat driver"で「車の助手席から口を出す人、余計な口出しを
する人」という意味。車の後の席からうるさく運転を指示する人という
意味だが、車に乗っている場合の他にも、うるさく口を出してくる人に
対して使う事も出来る。
Ex: I've never been to Italy.
(私は一度もイタリアに行ったことはないわ。)

Mum's been jumpy ever since that guy ran into her.

(お母さんは事故に遭って以来、車に乗ると神経質になる。)
“jumpy"は「いても立ってもいられない、ビクビクする、興奮する」の
意味。
“ever since 〜" で「〜以来ずっと」の意味。“ever since"は過去の
出来事に対して使う言い回しなので、後ろの文は過去形になる。また、
“主語+ have + 過去分詞形" である時期から現在に至るまである状態が
ずっと続いていることを表すときに用いる。この文型を現在完了形という。
ちなみに、“mum"は、「お母さん」を意味するが、これはイギリス英語
で、アメリカ英語では、“mom"と綴る。
Ex: I've been depressed ever since I failed that course.
(あの科目で落第して以来、ずっと私は落ち込んでいる。)

Just getting behind the wheel makes her nervous.

(運転席に座るだけで緊張するのよ。)
“get behind the wheel"は直訳すると「ハンドル(wheel)の後ろにつく」
となるが、「運転席に座る、ハンドルをとる、運転する」という意味で
ある。また、“at the wheel"という表現もある。ちなみに、日本語で
「ハンドル」というが、英語で"steering wheel" または “wheel" と
いう。
“Just 〜"で「〜だけで」の意味。
“make nervous" で「緊張させる」の意味。
Ex: Just thinking about the exam makes me nervous.
(試験のことを考えるだけで緊張する。)

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

A:おまえのお母さんはもう車に乗せないからな! 彼女にはもう我慢なら
ない! 今までこんなうるさい同乗者は初めてだ!

K:でもあなた、お母さんは事故に遭って以来、車に乗ると神経質になるの
は分かるでしょう?

A:あれは半年前のことだろ!もう良くなっているはずだと思うだろ、普通は。

K:彼女にとって大きなショックだったのよ。しかも運転することが苦手だ
って知ってるでしょ。運転席に座るだけで緊張するのよ。

A:それにしても俺の運転に文句を言う筋合いはないよ。だって、最初から
最後まで文句の言い通しだったよ!

K:でも、あなたも確かにスピードを出してたでしょ、エイドリアン。

A:周りと同じスピードだったよ!まったく!今度お母さんをどこかに連れ
て行かなくちゃならない時は、お願いだから自分で運転してくれ、いいな?