Scene 135
女性にとってのイライラの種のひとつでもある、ストッキングの伝線。英語ではなんと言うのでしょう?
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Sharon and Maria are having lunch at a restaurant.
Sharon: Oh…I’m full. Oh! Noooooooo!
Maria: What? What’s up?
Sharon: I have a run in my stocking! These are brand new! They cost me 20 dollars!
Maria: Oh no…
Sharon: Oh, Maria, thank you for showing your sympathy…
Maria: Yeah, I sympathize with those who would spend 20 dollars on a single pair of stockings! The ones you have on today look no different from those on clearance at a supermarket!
Sharon: Maria…I sympathize with those who are not discerning. Look how sheer they are!
Maria: If you want ultimate sheerness, why bother putting anything on your legs?
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
I'm full.
(お腹いっぱい。)
カジュアルに「お腹いっぱい」と言う時にはI'm full.言います。もっとエレガントに言いたい場合にはI'm satisfied.と言います。
I have a run in my stocking!
(ストッキングが伝線してる!)
runはこの場合「伝線」。動詞にもなります。
Ex) This kind of stockings run easily.
(このタイプのストッキングはずぐ伝線するのよ。)
runはアメリカ英語で、イギリスではladder(名詞のみで使用)と言います。ladderのもともとの意味は「はしご」ですから、視覚的にはイギリス英語の方がイメージがわきやすいかもしれないですね。
brand new
(おろしたばっかり)
brand newは「真新しい」。
Thank you for showing your sympathy…
(同情してくれてありがとう。)
show one's sympathyで「同情する」。sympathize with …と言っても同じことです。
Ex) I sympathize with you.
(同情するわ。)
I sympathize with those who are not discerning.
(見る目のない人に同情いたしますわ。)
discerningは「眼識のある」。
Look how sheer they are!
(この透明感、見てよ!)
sheerは「薄手の、透き通った」。何もつけている感じがしない、という意味でストッキングやファンデーションなどを形容する時に使われます。この後に登場するsheernessはsheerの名詞形です。
Why bother putting anything on your legs?
(そもそもなんで何かを履くわけ?)
Why bother…?は「なぜわざわざ…するのか」つまり「…する必要なんてないでしょ」ということ。一種の反語ですね。
Ex) Why bother putting make-up on? You look no different!
(化粧する必要なんてないだろ。してもかわらないんだから!)
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
シャロンとマリアはレストランでランチを食べている。
S: あーあ…お腹いっぱい。あ!うそぉぉおぉぉぉぉ!
M: 何?どうしたの?
S: ストッキングが伝線してる!これ、おろしたばっかりなのに!20ドルもしたのよ!
M: うそぉ…
S: ああ、マリア、同情してくれてありがとう。
M: うん、ストッキング1本に20ドルも使う人ってご同情申し上げちゃうわ!今日シャロンがはいてるストッキングってスーパーで安売りしてるのと全然かわらないじゃない!
S: マリア…見る目のない人に同情いたしますわ。この透明感、見てよ!
M: 究極の透明感がほしいなら、そもそもなんで何かを履くわけ?
英語では何と言うでしょう?
ここから1時間半ぐらいかかります。