Scene 51
Maria is waiting at a cafe for her friend Sharon to show up.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Sharon: Maria, sorry I kept you waiting!
Maria: It’s quite all right. I was reading this book anyway.
Sharon: What book?
Maria: Oh, this is about a woman who was diagnosed with breast cancer at the age of 25 and had a mastectomy. I’m only halfway through, but it’s really gripping. The parts where she writes about how she felt when she was going through chemotherapy and reconstructive surgeries…it’s heartbreaking, but I think everyone, not only women, should read it.
Sharon: So this woman is now doing well?
Maria: Yeah, I think so. I checked her out on the Net last night, and gosh, she now has two kids! Isn’t it really fantastic?
Sharon: I remember there was a campaign against breast cancer some time ago. There were pink ribbons everywhere.
Maria: I think we all ought to learn how to do breast self-exams.
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
It's quite all right.
(全然大丈夫。)
Sorryとあやまられた時になんと返すか、とっさの時に頭を悩ませる人も多いのでは?オールマイティなのがIt's all right.ですが、それにquiteをつけると「全然大丈夫よ」という意味になります。カジュアルなシーンではDon't worry. / No worries.なども使えますね。
Oh, this is about a woman who was diagnosed with breast cancer at the age of 25 and had a mastectomy.
(これね、25の時に乳がんを宣告されて乳房を切除した人の話なのよ。)
「〜と診断される、宣告される」はbe diagnosed、「乳がん」はbreast cancer、mastectomyは乳房切除の手術のことです。
I'm only halfway through.
(まだ途中までしか読んでいない。)
be halfway throughで「〜の途中まで至っている」ということ。本だけでなく、仕事や過程の途中にある、という時に使える便利な表現です。
Ex) We're halfway through this year.
(今年も半年が過ぎました。)
gripping
(おもしろい)
grip(しっかりとつかむ)という動詞から来ている言葉なので、「人の心をしっかりとらえる」からおもしろい、と言いたい時に使います。
reconstruction surgeries
(胸の形成手術)
乳房を切除した後、人工乳房をつけるための手術のことです。いわゆる「豊胸手術」(breast plastic surgery/boob job)とは違います。
A
a campaign against breast cancer
(乳がん撲滅キャンペーン)
「撲滅」のことはeradicationと言いますが、「〜撲滅キャンペーン」という場合は通常、anti-XXX campaign(例えばanti-speeding campaign スピード違反撲滅キャンペーン)あるいはcampaign against XXXと言います。
There were pink ribbons everywhere.
(そこらじゅうピンクのリボンでいっぱいだったもの。)
ピンクのリボンがループ状になっているものが、乳がん撲滅キャンペーンのシンボルです。
breast self-exams
(乳がん発見のための、乳房の自己触診検査)
(乳がん発見のための、乳房の自己触診検査)
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
マリアは友人のシャロンをカフェで待っている。
S: マリア、お待たせしてごめんね!
M: 全然大丈夫。この本をどうせ読んでいたし。
S: 何の本?
M: これね、25の時に乳がんを宣告されて乳房を切除した人の話なのよ。まだ途中までしか読んでいないんだけど、すごくおもしろいの。彼女が化学療法や胸の形成手術をするにあたってどう感じたかっていうくだりなんかね…胸つぶれる思いだけれど、女性だけじゃなくて、皆この本は読むべきだと思うわ。
S: それで、彼女は今元気にしているの?
M: うん、そうみたいよ。昨日の夜ネットで彼女のことを調べたら、なんと、今や二人も子どもがいるんだって!本当にすごいと思わない?
S: そう言えば、ちょっと前に乳がん撲滅キャンペーンをやってたわよね。そこらじゅうピンクのリボンでいっぱいだったもの。
M: みんな乳がんの自己検査のしかたを学ばなくちゃいけないわね。
英語では何と言うでしょう?
ひとまず失礼します。