女性の英会話劇場Woman's Story

Scene 68 中級

Mixer, No.2

Sharon is talking to her friend Maria about a mixer she went to.

Dialog

繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。

Maria: And how was the mixer?

Sharon: Very interesting, and very enlightening. I learnt the “correct” way of initiating a relationship, from women’s point of view.

Maria: Enlighten me.

Sharon: I found a few men interesting, and I thought I might e-mail some of them, but this girl I met at the party told me initiating contact would be the last thing any clever woman would do.

Maria: A mixer is not a place to make friends with girls!

Sharon: Let me finish first. According to this girl, who is a devout reader of manuals of how to get Mr. Right, even if a guy contacts you and asks you for a date, you shouldn’t respond immediately. You should at least wait for a couple of days before you say anything, in order to make his desire to see you even stronger. You’ve got to play cool in front of men, you know. What she told me was a real eye-opener.

Maria: I never thought you were that pathetic.

Sharon: I’m aware of that.

Maria: And did you obey her rules?

Sharon: Unfortunately, no one has contacted me since the party, except for the girl I’ve just talked about!

Explanations

そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。

Enlighten me.

(教えて。)

enlightenは「啓発する」という意味ですが、そこから転じて「教える」という意味もあります。Tell me.と言うよりも、「私は何も知らないから教えてくれる?」というニュアンスがあります。この前のシャロンのセリフにあるenlighteningも「啓発的な」ゆえに「勉強になる」という意味だったのですね。

Let me finish first.

(まあ話を聞いてよ。)

相手に話のこしをおられたときなどによく使う表現です。他にもHear me out.(私の言うことを最後まで聞いて)という表現もあります。

According to this girl, who is a devout reader of manuals of how to get Mr. Right, even if a guy contacts you and asks you for a date, you shouldn't respond immediately.

(その女の子に言わせるとね、彼女って運命の人を獲得する為のマニュアル本を真剣に色々読んでるんだけど、男性から連絡があってデートに誘われても、すぐに返事をしちゃいけないんだって。)

devoutは「熱心な」という意味ですが、たいていは宗教などの文脈で使われる言葉ですから(例:a devout Christian熱心なキリスト教徒)、この「女の子」がマニュアル本の「信者」に近いということが想像がつきますね。
Mr. Rightは「(女性から見た)運命の男性」。「理想の女性」ならばMiss Rightとなります。

What she told me was a real eye-opener.

(彼女が言ってたことって本当に勉強になったのよね。)

eye-openerは「開眼させるもの」「勉強になる、驚くべき体験」のこと。形容詞形はeye-openingと言います。

I never thought you were that pathetic.

(シャロンがそこまでバカだとは思わなかったわ。)

patheticは「情けない、哀れな」という意味ですが、日常会話で使われる場合はこのように「(あきれるほど)バカ」という意味合いで登場します。

Translation

英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。

シャロンはこの間出席したお見合いパーティーについて友人のマリアに話をしている。

M: それで、お見合いパーティーはどうだったの?

S: すごくおもしろかったわ、それに勉強になったし。女性の立場から見た、お付き合いを始める「正しい」方法を学んだもの。

M: 教えて。

S: 数人いいなって思う男性がいたの、それで、そのうちの何人かにメールをしようかと思ったんだけど、パーティーで知り合った女の子がね、賢い女は自分から恋愛関係を始めるなんてしちゃだめって言うのよ。

M: お見合いパーティーは女の子と友達になる場じゃないわよ!

S: まあ話を聞いてよ。その女の子に言わせるとね、彼女って運命の人を獲得する為のマニュアル本を真剣に色々読んでるんだけど、男性から連絡があってデートに誘われても、すぐに返事をしちゃいけないんだって。 少なくとも2、3日待ってから返事をしろって、そうするとその男性の、会いたいって言う気持ちがよけい強くなるんだって。男性の前ではクールな女を演じなければいけないのよ。彼女が言ってたことって本当に勉強になったのよね。

M: シャロンがそこまでバカだとは思わなかったわ。

S: 自分がバカだってわかってるわよ。

M: で、彼女のルールに従ったわけ?

S: 残念ながら、パーティーの後、私に連絡してきたのは今話した女の子だけなの!