Scene 81
Sharon has been listening to her friend Maria's complaints about her boyfriend, Ken. Maria suspects he's particularly fond of his female colleague.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Sharon: So have you told Ken what you’ve been suspicious about?
Maria: No…I don’t have the nerve to say, “Hey, we need to talk”.
Sharon: Why not?
Maria: One of the biggest reasons is that I can’t confess I’ve been reading his mails…that is one satisfactory piece of evidence, but I can’t possibly put that on the table, can I?
Sharon: But are you sure that’s really incontrovertible evidence? You know, I remember having read this somewhere…men love to play gentle and cool in front of women, not the ones he knows really well, but his friends or coworkers…you know, those he likes to a certain extent.
Maria: I just don’t want to imagine him being overly nice to other women…it’s been a while since he stopped being “overly” nice to me.
Sharon: Because he naturally presumes he can be absolutely himself in front of you, right? Look, Maria, that’s the very privilege no one else but someone in your situation can be entitled to…men go out with and eventually marry women with whom he can perfectly relax…
Maria: I know what you’re saying is right, but I want to him to show his affection to me like the way he used to…
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
I don't have the nerve to say, "Hey, we need to talk".
(「話があるの」って言う勇気がないのよ。)
have a nerve to …は「…する勇気がある」。We need to talk.というのは特に男女間で深刻な話をしなければならない場合の切り出し文句です。
I can't possibly put that on the table, can I?
(その手のうちは見せられないでしょ?)
この表現はput one's cards on the table(手の内を見せる)という、トランプに由来する表現から来ています。cardという言葉は出ていませんが、このような文脈でput on the tableと言うと「(何かを)相手にさらけだす、手の内をあかす」という意味になります。
But are you sure that's really incontrovertible evidence?
(でも、本当にそのメールが確かな証拠なのかしら?)
inconvertibleは「論争の余地のない」という意味です。
Because he naturally presumes he can be absolutely himself in front of you, right?
(でもそれは、彼はあなたと一緒にいると自分をまるで飾らないですむからでしょ?)
be yourself/himself/herself etc.は「本当の自分自身でいる、飾らないでいる」という意味。be you/him/herと言っても同じです。卒業式などがあると時々「いつまでもあなたらしく、今のままでいてね」といったメッセージを友人に送る人がいますが、そういう場合にもBe you!と言えます。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
シャロンは友人のマリアの彼氏・ケンについての不満を聞いている。マリアは彼が女性の同僚に特別好意を抱いているのではないかと疑っている。
S: それで、ケンに自分が何を疑っているかって話した?
M: ううん…「話があるの」って言う勇気がないのよ。
S: どうして?
M: 最大の原因は、私が彼のメールを盗み読みしてたってことを告白できないってことね…十分な証拠だけれど、その手のうちは見せられないでしょ?
S: でも、本当にそのメールが確かな証拠なのかしら?どこかで読んだことあるのよ…男性は、女性の前ではやさしく冷静な自分を演じたがるって。その女性って言うのは自分のすごくよく知ってる人じゃなくて、友だちとか同僚とか…その男性がある程度好きな人たちのことね。
M: 私はとにかく、彼が他の女性に異様にやさしくしてるところを想像したくないだけ…だって、私には久しく「異様に」やさしくなんてしてくれてないもの。
S: でもそれは、彼はあなたと一緒にいると自分をまるで飾らないですむからでしょ?ねえ、マリア、それって 他の誰でもない、今のあなたの状況にある人間にしか与えられない特権なのよ…男性は一緒にいると本当にリラックスできる女性とつき合って最終的には結婚するんだから…
M: シャロンが言ってることは正しいってわかってるんだけど、私はね、彼に昔のように私に愛情を見せてほしいのよ…
英語では何と言うでしょう?
あなたのほうは?