Lesson 620
This is Jane's first day back at the office, after a month's sick leave. She bumps into her boss Barbara.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
This is Jane's first day back at the office, after a month's sick leave. She bumps into her boss Barbara.
Barbara: Welcome back, Jane! You’re looking good! How are you feeling?
Jane: A lot better, Barbara, thank you, but I’m not quite fit yet.
Barbara: Are you sure you don’t want to take another few days off?
Jane: I don’t think it’s that bad…I’d rather be here talking with other people and getting fresh air.
Barbara: Look, if you ever feel unwell, just don’t hesitate to call in and say you’re sick. Don’t jeopardize your health. It’s not worth it. Don’t worry, I’ll back you up.
Jane: Oh, thank you Barbara, that’s very kind of you to say so.
Barbara: I know you have a strong sense of responsibility, and everyone loves working with you, but the top priority is on your health, OK?
Jane: Yes, ma’am!
(日本語の感覚からすると、上司をファーストネームで呼ぶのは違和感があるかもしれませんが、これも今や西洋社会ではあたり前のこととなってきました。10年ぐらい前までは、イギリスなどでは「上司をファーストネームで呼ぶのは、アメリカニズムみたいでちょっと…」と抵抗感があったようですね。)
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
I'd rather be here talking with other people and getting fresh air.
(ここで他の人と話をして、気分転換した方がいいんです。)
get fresh airの本来の意味は「新鮮な空気を吸う」ですが、このような文脈なら「気分転換をする」という意味になります。ちなみに「気分転換」のことはbreath-fresherとも言います。
If you ever feel unwell, just don't hesitate to call in and say you're sick.
(もしも気分が悪かったら、オフィスに電話を入れて気分が悪いって遠慮しないで言いなさいよ。)
call in は「(会社や学校などに)電話を入れる」という意味。「病気で休むことを伝える」ならばcall in sickとなります。
Ex) He called in sick.
(彼が病気で休むと電話をしてきた。)
Don't jeopardize your health.
(身体をこわしちゃだめよ。)
jeopardizeは「危険にさらす、台無しにする」という意味。なんだかいかめしい響きもしますが、日常的によく使われる言葉です。
Ex) I don't want to jeopardize your work because of me.
(私のせいであなたの仕事をメチャクチャにしたくないんです。)
I'll back you up.
(私がカバーしてあげるから。)
back upには色々な意味があります。「後退する」「(コンピューターなどで)バックアップをとる」など。でもいちばんよく耳にするのは、今回のような「後ろ盾になる、応援する」という意味でしょうか。
The top priority is on your health, OK?
(優先するべきはまずあなたの身体、ですからね?)
「…を優先させるべきだ」と言う場合にはThe top/biggest priority is on …と言えばOK.
Yes, ma'am!
(はい、先生!)
目上の女性に尊敬の念を表す時にはma'amを使いますが、これは、高校生以下の生徒が(女性の)先生に使う場合と、サービス業の人が女性のお客さんに使う場合、このふたつの場合に限られます。大学生になったら、たとえ先生に対してでもma'amとは言いません。Mrs/Ms/Miss …と言うのが普通です。ここでは、ジェーンはバーバラを(子どもから見た先生)のような存在として半ば冗談まじりでこう言っているのですね。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
今日、ジェーンが一ヶ月の病欠後はじめて職場に復帰した。彼女は上司のバーバラに出くわす。
B: おかえりなさい、ジェーン!元気そうね!具合はどう?
J: おかげさまでずっとよくなりました、バーバラ、でもまだ完全に元気になったわけでもないんです。
B: あと数日休んでいなくて本当に大丈夫なの?
J: そこまで悪くはないと思うんです…ここで他の人と話をして、気分転換した方がいいんです。
B: あのね、もしも気分が悪かったら、オフィスに電話を入れて気分が悪いって遠慮しないで言いなさいよ。身体をこわしちゃだめよ。身体をこわすほどのことじゃないんだから。心配しないで、私がカバーしてあげるから。
J: ありがとうございます、バーバラ、そんなに言っていただいてありがたいです。
B: あなたが責任感が強いって言うのは知っているし、皆あなたと一緒に仕事をするのが楽しいんだけれど、優先するべきはまずあなたの身体、ですからね?
J: はい、先生!
英語では何と言うでしょう?
順調です。