Lesson 591
Dave is at home. He asks his wife Claire for some help.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Dave is at home. He asks his wife Claire for some help.
Dave: Honey, can you show me how to make scones?
Claire: Scones? What put that idea in your head?
Dave: I was watching this cooking show, and this guy was making excellent scones. And I thought perhaps I will, too.
Claire: And you took down the recipe?
Dave: No. That’s why I need your help.
Claire: OK. Let me go fetch my cookbook…here it is. Firstly, heat the oven to 200 C, and grease a tray…you’ve done that? Sift 200g flour, 4 level teaspoons of baking powder and a pinch of salt…yeah, that’s it. Have 40g of margarine ready, and cut it into small pieces, then add them to the flour. Next, you rub in the fat with your fingertips until the mixture looks like fine breadcrumbs…don’t knead it, rub it in very gently. You need quite a bit of skill, there, honey. Stir in 40g of sugar and 50g of raisins and then add 125ml of milk…do we have milk that’s gone sour, by the way?
Dave: No, why?
Claire: My cooking teacher always said the best scones are made with sour milk. Anyway…add the milk 1 tablespoon at a time, stirring well with a knife until you get a nice piece of dough. Then roll it out gently on a lightly floured board until 3 cm thick. Cut into 5cm rounds, place on the tray and brush tops of scones with a little milk. And bake them for about 10 minutes, until golden brown and well risen.…you got it?
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
What put that idea in your head?
(どういう風の吹き回し? )
直訳は「何があなたの頭にそんな考えをもたらしたのか?」です。普段考えそうもないことを言って来た相手に対して使える表現です。
Let me go fetch my cookbook.
(お料理の本を取ってくるわ。)
本来はgo and fetchあるいはgo to fetchというのが正しいのですが、会話ではよくこのテのandやtoは省略されます。
4 level teaspoons of baking powder and a pinch of salt
(小さじすりきり4杯のベーキングパウダーと塩ひとつまみ)
「小さじすりきり〜杯」はlevel teaspoons of…と言います。ちなみに、大さじはtablespoonと言い、「大さじ山盛り3杯」なら3 tablespoonfuls of …と言います。西洋には、調理用に開発されたいわゆる「大さじ、小さじ」は普通ありません。スープを飲む時に使うスプーン(tablespoon)と紅茶を飲む時に使うスプーン(teaspoon)で代用し、たまにさらに小さい、コーヒー用のスプーン(coffeespoon)を使うこともあります。「〜ひとつまみ」は a pinch of。
Do we have milk that's gone sour?
(家に腐ったミルクってあったかしら?)
食べ物が「腐った」にあたる英語には、stale, rotten, sourがありますが、ミルクに使うのは普通rotten, sourのみ。rottenは通常、どんな食べ物にも使えますし、staleは卵・肉・果物・パンなどに使えます。
ちなみに、スコーンは腐ったミルクを使う方がおいしくできる、とはどうやら本当のようです。以前、イギリス人の料理専門家の方にうかがいました。もちろん、わざわざミルクを腐らせる必要はありません、賞味期限の切れてないミルクでも十分おいしいのです。今回会話文に載せたスコーンのレシピは私がかつてイギリスの学校で実際に教わったものです。なかなか素朴な味がおいしいですよ。興味のある方は会話にある通りに作ってみてくださいね。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
デイブは家にいる。彼は妻のクレアに手伝ってほしいことがあると言う。
D: ねえ、スコーンの作り方を教えてくれる?
C: スコーン?どういう風の吹き回し?
D: テレビの料理番組を見ていたらさ、すごいおいしそうなスコーンを作ってたんだ。で、僕もやってみようかと思って。
C: レシピは書き留めたの?
D: いや。だから教えてほしいんだ。
C: わかったわ。お料理の本を取ってくるわ…これこれ。まず、オーブンを200度にあたためて、トレーに油を塗ります…やった?200グラムの小麦粉とすりきり小さじ4杯のベーキングパウダー、それから塩ひとつまみをふるいにかけて…そう、そうよ。 マーガリンを40g用意して、それを小さく切り刻んで、小麦粉に混ぜる。次に、指先で、全体が細かいパン粉みたいな感じになるまでマーガリンをもみ込むの…こねちゃだめよ、やさしーくもみ込むの。あ、そこはちょっと年季がいるところ。40gのお砂糖とレーズンを50gを混ぜて、125mlのミルクを入れる…ところで家に腐ったミルクってあったかしら?
D: ないけど、なんで?
C: 私の家庭科の先生がおいしいスコーンは腐ったミルクで作るんだっていつも言ってたわ。ま、いいわ…ミルクを大さじ1杯ずつ加えて、生地ができるようにナイフでよく混ぜます。 軽く粉をふった台の上に生地が3センチの厚さになるまでやさしくのばす。直径5センチの円を切り抜いていって、トレーの上にのせて、上の部分を少量のミルクをつけたハケで塗るの。そして10分ほど焼く、色がこんがりと茶色くなってよく膨らむまでね…わかった?
英語では何と言うでしょう?
仕事の調子はどうですか?