Scene 82
Maria and her friend Sharon are watching TV at Maria's place.
繰り返し聴いて英語の自然なリズムを身につけましょう。
Maria: So what do you think is particularly good about this actress? It seems every guy likes her. There’s nothing extraordinarily sexy or beautiful about her, don’t you think?
Sharon: I bet that appeals to men.
Maria: Why is that? If I were a guy, I wouldn’t fall for ordinary-looking girls.
Sharon: Ah…Maria, you don’t know anything about boys! What do you think they seek in women?
Maria: Kindness, sexiness, beauty…anything that would be defined womanly?
Sharon: You’re missing an important point!
Maria: Which is…?
Sharon: Generally, men love those women who don’t intimidate them. In other words, they don’t want overly beautiful or intelligent or sexy girls. They want to feel superior to women…that’s why this actress is everyone’s favorite. Her not-so-cool fashion and not-so-pretty face are “ideally peaceful”, from men’s point of view.
Maria: I don’t mean to call myself a feminist, but I just can’t accept the idea that women have to play second fiddle to men!
そのまま使える便利なフレーズを覚えましょう。
Why is that?
(どうして?)
もちろんWhy?だけでもいいのですが、相手が何か言ったことを全て受けて「それってどうして?」と聞きたい時はWhy is that?と言えます。
What do you think they seek in women?
(彼らが女性に何を求めるんだと思う? )
seekは「探し求める」という意味。今回の文の場合、wantを代わりに使ってもいいのですが、wantだと「欲する」という意味となり、「探す」という意味合いはほとんどなくなってしまいますね。
womanly
(女性らしい)
「女性らしい」はwomanly、「男性らしい」はmanlyですが、注意したいのは「子どもらしい」という場合にはchildlikeとなること。childishは「子どもっぽい、幼稚な」という悪い意味になってしまいます。
Which is…?
(それって…?)
whichはご存知のように関係代名詞なので、何か先行詞(whichが指し示すもの)が普通あるのですが、会話ではこのように、自分あるいは相手がいったこと全てを受けて、「それってすなわち…」という具合に、いきなり文頭にwhichを持ってくることができます。
Ex) I saw him yesterday. Which was a great surprise, you know.
(昨日彼に会ったのよ。それ自体すごい驚きなんだけどね、わかると思うけど。)
I don't mean to call myself a feminist, but I just can't accept the idea that women have to play second fiddle to men!
(私,時分をフェミニストだって言うつもりはないけど、でも女性が男性の下に位置するって言う考えは受け入れられないわ!)
日本語で「フェミニスト」と言うと「女性を思いやる紳士然とした男性」という意味がありますが,英語でfeministと言った場合は100%「女性権論者」のことを指します。
play second fiddle (to) は「(誰々に)従属する、補佐役をつとめる」という意味です。fiddleとはバイオリンのことで、もともとは「(オーケストラなどで)第二バイオリンをつとめる」というところから来ている表現です。
英文と比較して内容をしっかり確認しましょう。
マリアと友人のシャロンはマリアの家でテレビを見ている。
M: ところで、この女優のどこがとりたてていいのかしらね?男性は皆この人のこと好きみたいじゃない。ずば抜けてセクシーでも美人でもないじゃない、そう思わない?
S: その、ずば抜けてって部分がないところが男性にウケるんじゃないの。
M: どうして?私が男なら、普通の外見の女の子なんか興味持たないわ。
S: ああ…マリア、あなたって男のこと何もわかってないのね!彼らが女性に何を求めるんだと思う?
M: やさしさ、セクシーさ、美しさ…女性らしいと言われるものなら何でも、かな?
S: 大事な点を見落としてるわよ!
M: それって…?
S: 一般的に、男性は自分たちを圧倒しない女性が好きなわけ。要するに、すごくきれいだったり頭が良かったりセクシーだったりする女性はいらないわけよ。ヤツらは女に優越感を持っていたいからね…だからこの女優が皆のお気に入りなんじゃない。彼女の、あんまりオシャレじゃないファッションも、そんなに美人でもない顔も、彼らの目からすれば「理想的に平和」なのよ。
M: 私、自分をフェミニストだって言うつもりはないけど、でも女性が男性の下に位置するって言う考えは受け入れられないわ!
英語では何と言うでしょう?
順調です。